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スレート屋根は、耐久性や防火性に優れ、住宅や工場の屋根材として広く普及してきました。
しかし、かつてのスレート屋根にはアスベスト(石綿)が含まれていたことがあり、その危険性が社会問題となっています。
この記事では、「スレート屋根にアスベストが使われていたのはいつまで?」という疑問に答えるとともに、見分け方やリスク、対応方法について詳しく解説します。
築年数や製品名をもとに、自宅の屋根がアスベスト含有かどうかを見極める手助けとなるでしょう。

株式会社ライフ総建 取締役
佐藤 勇太
さとう ゆうた
塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。
かつて一般的に使われていたスレート屋根の中には、アスベスト(石綿)を含む製品が存在します。
見た目にはわかりにくいものの、劣化や破損によって飛散した繊維を吸い込むと、深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。
この章では、アスベストを含むスレート屋根がもたらす具体的なリスクや影響について、わかりやすく解説します。
アスベストは非常に細かい繊維状の鉱物で、空気中に浮遊した繊維を吸い込むことで、深刻な健康被害を引き起こすことがあります。
代表的な疾患には、中皮腫・肺がん・アスベスト肺などがあり、いずれも発症までに10〜40年という長い潜伏期間を持ちます。
特に建材として加工されたアスベストは目に見えないほど微細で、知らないうちに吸引してしまう危険性があります。
過去には建設作業者などが多く被害を受けましたが、現在でも劣化した建材を扱うことで一般家庭でも曝露のリスクがあります。
健康被害を防ぐためには、飛散を防止し、適切な対処を行うことが重要です。
スレート屋根にアスベストが含まれていても、通常の状態であれば繊維が飛散する危険性は低いとされています。
しかし、経年劣化によるひび割れや、地震・台風・積雪などによる物理的な損傷があると、アスベスト繊維が空気中に飛散するリスクが高まります。
また、屋根の補修や塗装、清掃などを行うことで破片が発生し、知らずに吸い込んでしまう恐れがあります。
屋根材が古く、アスベストの使用が疑われる場合は、専門業者による調査や補修が不可欠です。
誤った対応は、健康被害だけでなく法的リスクを招く可能性もあります。
「自宅のスレート屋根にはアスベストが含まれているのだろうか?」そう不安に思ったときに、まず手がかりとなるのが建築された年代です。
日本ではアスベストの使用が段階的に制限されてきましたが、いつまで使用されていたのかを正確に把握することがリスク回避の第一歩になります。
この章では、アスベスト使用の歴史や法規制の流れを年代ごとに詳しく紹介します。
日本では、1950年代から1990年代前半にかけて、スレート屋根にアスベストが多く使用されていました。
特に「石綿スレート」「コロニアル」といった屋根材は、耐火性・断熱性・加工性に優れるアスベストの特性を活かして広く普及しました。
建材メーカーでは、アスベストをセメントと混ぜて板状に成形した「石綿スレート」を製造しており、住宅だけでなく、学校や工場、倉庫などにも多用されました。
一方で、1970年代以降、健康被害が社会問題化し、徐々に規制の対象となっていきました。
アスベスト使用に対する法規制は段階的に強化され、次のような節目を経て全面禁止へと移行しています。
1995年:「労働安全衛生法」で一部使用が禁止
1995年には、労働安全衛生法施行令の改正により、アモサイト(茶石綿)とクロシドライト(青石綿)の使用が禁止されました。
ただし、クリソタイル(白石綿)は引き続き使用可能だったため、アスベスト含有建材はなお市中に流通していました。
2004年:「全面禁止」への移行が本格化
2004年の法改正で、アスベストの含有率が1%を超える製品の製造・輸入・使用が禁止されました。
これを受けて、各建材メーカーもノンアスベスト製品への切り替えを加速させています。
たとえば、クボタの「コロニアルNEO」などが、ノンアスベスト化された製品としてこの時期に登場しています。
2006年:「製造・輸入・使用の全面禁止」
2006年9月1日には、アスベストの含有率が0.1%を超える製品の使用が全面禁止されました。
これにより、アスベストを含むスレート屋根の新規設置は完全に終了したことになります。
つまり、2006年以前の建物にはアスベストが使われていた可能性があるということです。
建築年数だけでは、アスベストの有無を判断できないケースもあります。
たとえば、リフォームによって屋根材が交換されている場合や、境界時期に建てられた住宅などでは、より正確な確認が求められます。
この章では、型番・メーカー情報の確認方法、専門業者による調査、そして公的データベースを使った検索方法など、年代以外からアスベストを見分ける具体的な手段を解説します。
スレート屋根にアスベストが含まれているかを判断するには、屋根材のメーカー名や型番を確認する方法が有効です。
施工時の図面や保証書、製品ラベルが残っていれば、そこから製造年や製品名を把握できます。
たとえば、クボタの「コロニアル」は2000年代初頭までアスベストを含んでいましたが、その後の「コロニアルNEO」はノンアスベスト製品です。
製品名からアスベストの有無を調べられるため、まずは書類や現物の確認から始めることが大切です。
ただし、境界年に製造された製品などは判別が難しい場合もあるため、他の手段との併用も検討しましょう。
製品の型番が不明な場合や、正確な判別が難しい場合は、アスベスト調査の専門業者に依頼するのが最も確実な方法です。
調査では、屋根材の一部を採取して分析機関に送り、定性分析(PLM)や定量分析(XRD)などの手法でアスベストの有無を科学的に確認します。
屋根工事や解体工事前には法令で事前調査が義務付けられているため、避けては通れません。
調査結果に応じて、撤去・封じ込め・囲い込みなどの適切な処置が可能になります。
安全を確保するためにも、専門家の力を借りることが大切です。
国土交通省が提供している「石綿含有建材データベース」を活用すれば、製品名やメーカー名からアスベストの有無を簡単に調べることができます。
このデータベースには、過去に使用された多くの建材が登録されており、信頼性の高い情報源として多くの専門業者も参照しています。
使い方も簡単で、屋根材の名称や型番を入力するだけで該当情報が表示されます。
とくに型番が判明している場合には有効な手段で、無料で利用できるため個人でも手軽に確認が可能です。
ただし、登録されていない製品もあるため、最終的には専門業者の判断を仰ぐのが安全です。
この記事のまとめ!
- 2006年以前に施工されたものにアスベストが含まれている可能性がある
- 型番や製品名から含有の有無を確認できる
- 判断が難しい場合は専門業者による調査が必要
- 国交省の石綿含有建材データベースを使えばアスベストの有無を調べられる
スレート屋根にアスベストが含まれているかどうかは、主に建築年代や製品情報から判断できます。
特に2006年以前の建物は注意が必要です。
健康被害や飛散リスクを避けるためにも、見た目で判断せず、専門業者や公的データベースを活用して、適切に確認・対応することが大切です。
外装リフォームはクロスの張り替えのような工事とは違い、足場を設置した大掛かりな工事です。
そのため、リフォーム工事の中でも比較的高額な費用が発生する工事になります。
リフォーム費用を抑えるためには、以下のような方法があります。
- 複数業者から相見積もりを取得して価格を比較する
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