瓦屋根の歩き方と注意点を徹底解説!安全に歩くコツとNG行動

瓦屋根の歩き方と注意点を徹底解説!安全に歩くコツとNG行動

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

瓦屋根の上を歩く機会は、屋根の点検や修理、清掃などで発生することがあります。

しかし、瓦屋根は本来、人が歩くために設計されたものではなく、誤った歩き方をすると瓦を破損したり、滑って転落する危険があります。

実際に、「屋根に登った際に瓦を割ってしまった」「バランスを崩して落ちそうになった」といったトラブルは少なくありません。

そこで本記事では、安全に瓦屋根を歩くための方法と、絶対に避けるべきNG行動を徹底解説します。

また、スレート屋根やトタン屋根など、瓦屋根以外の屋根材の歩き方にも触れ、さまざまな屋根の上での安全対策を紹介します。

「瓦屋根の上を歩く必要があるが、どうすれば安全なのか分からない」という方や、「屋根を壊さずに歩くコツを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

株式会社ライフ総建 取締役

佐藤 勇太

さとう ゆうた

プロフィール

塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。

3分で簡単調査

助成金が活用できるかチェックする

外装リフォームの費用を賢く節約しよう!

正しい瓦屋根の歩き方

瓦屋根の上を歩く際は、適切な知識と技術が必要です。

瓦は衝撃に弱く、無造作に歩くと割れたりズレたりするため、慎重な歩き方が必要です。

また、屋根の勾配や瓦の形状によっても歩きやすさが異なるため、事前に瓦の種類を理解することが重要です。

この章では、瓦の正しい歩き方や踏むべきポイントについて詳しく解説します。

瓦の形状・種類を知る

瓦屋根にはさまざまな種類があり、それぞれ形状や特性が異なります。

代表的なものとして、粘土瓦(陶器瓦・いぶし瓦)、セメント瓦、樹脂セメント瓦などがあります。

粘土瓦は伝統的な製法で作られ、耐久性が高い一方で重量があります。

セメント瓦は経年劣化による脆弱化が見られることがありますが、樹脂セメント瓦は近年普及しつつあり、軽量かつ耐候性に優れています。

これらの中でも、特に一般的なのがJ形瓦(和瓦)です。

J形瓦は波を打つような曲線を持ち、「山」と「谷」という2つの形状で構成されています。

瓦の谷部分を音を立てずに歩く

瓦屋根を歩く際は、谷部分(瓦の低い位置で重なっている箇所)を踏むのが基本です。

谷部分は瓦がしっかりと重なっているため、歩いても瓦が動かず、ズレによる破損のリスクが少ないのが特徴です。

そのため、安全に歩くためにはなるべく谷部分を選んで足を置くことが重要です。

また、歩く際は足の裏全体で静かに接地し、ゆっくりと体重をかけることで余計な振動を抑え、屋根への影響を最小限にできます。

瓦屋根のNGな歩き方

瓦屋根の上では、間違った歩き方をすると大きな事故につながる危険があります。

特に、瓦の山部分を踏む、急な動きをするなどの行動は、瓦を破損させるだけでなく、滑落のリスクも高めます。

この章では、瓦屋根の上でやってはいけないNG行動とその危険性について詳しく解説します。

知らずに誤った行動を取らないよう、しっかりとチェックしておきましょう。

瓦の山部分で歩かない

瓦屋根を歩く際、山部分(最も高い箇所)を踏むのは厳禁です。

山部分は瓦が独立しているため、歩いた際に瓦同士がズレやすく、衝撃で簡単に割れてしまう可能性があります。

また、瓦がズレると固定が緩み、雨漏りの原因にもなります。

安全に歩くためには、必ず谷部分(瓦が重なり合っていない箇所)を選んで足を置くことが重要です。

屋根の上では不用意に動かず、慎重に足元を確認しながら進みましょう。

急に動いたり走らない

屋根の上では、急な動きや走る行為は非常に危険です。

特に瓦屋根では、瓦の上で勢いよく足を踏み出すと瓦のズレや破損、転倒のリスクが高まります。

また、急な動作でバランスを崩すと、屋根の端まで滑り落ちる危険もあります。

屋根の上では、ゆっくりと慎重に動くことが鉄則です。

瓦以外の屋根の歩き方

屋根の上を歩く機会は、瓦屋根に限りません。

スレート屋根(コロニアル屋根)やトタン屋根など、それぞれの屋根材によって特性が異なり、安全に歩くためのポイントも違います。

瓦屋根と同じ感覚で歩いてしまうと、屋根材を破損させたり、滑って落ちる危険性があるため注意が必要です。

この章では、瓦以外の屋根の正しい歩き方や注意点を紹介します。

スレート屋根(コロニアル屋根)の歩き方

スレート屋根(コロニアル屋根)は、薄い板状の屋根材です。

経年劣化が進んでいるスレート屋根は、ひび割れや脆化が発生している場合があるため、無理に歩かないことが基本です。

ただし、和瓦のように谷部分などを意識する必要はないので、歩く際には安全のため滑り止めのある靴を履き、ゆっくりと慎重に移動しましょう。

トタン屋根(ガルバリウム鋼板屋根含む金属屋根)の歩き方

トタン屋根は軽量でシンプルな構造ですが、滑りやすく、変形しやすいという特性があります。

特に雨の日や湿気の多い日は表面が非常に滑りやすくなるため、絶対に歩かないようにしましょう。

歩く際は、屋根の垂木がある部分を踏むことで、トタンの変形やへこみを防げます。

また、滑り止めのついた靴を履き、慎重に移動することが重要です。

トタン屋根の上での作業は特に慎重に行い、安全対策を徹底しましょう。

瓦屋根を歩く際の安全対策

屋根の上は常に危険が伴う場所です。

正しい歩き方を知っていても適切な安全対策を講じなければ、思わぬ事故が起こる可能性があります。

特に靴選びや天候の確認、安全帯の使用などは、命を守るために欠かせません。

この章では、瓦屋根を歩く際の安全対策を詳しく解説し、転落や瓦の破損を防ぐためのポイントを紹介します。

安全第一で作業を行うために、しっかりと準備を整えましょう。

瓦の上を歩くための靴を用意する

瓦屋根を安全に歩くためには、適切な靴選びが非常に重要です。

例えば、滑り止め付きのゴム底の安全靴もおすすめです。

これらの靴はグリップ力が高く瓦の上で滑りにくいため、転倒事故を防ぐのに役立ちます。

一方で、スニーカーや革靴、サンダルなどは滑りやすく、屋根の上では絶対に履いてはいけません。

適切な靴を選ぶことで、転落や瓦の破損リスクを大幅に軽減できます。

悪天候(雨天・強風など)の時は歩かない

屋根の上での作業は、天候の影響を大きく受けるため、雨天や強風の日は絶対に屋根に登らないようにしましょう。

雨の日は瓦の表面が非常に滑りやすくなり、わずかな動作でも足を取られる危険があります。

また、強風時にはバランスを崩しやすく、突風によって転倒や滑落のリスクが高まります。

屋根作業を行う際は、晴れた風の弱い日を選び、安全対策を万全にした上で行動することが大切です。

プロに依頼した方がいい場面

屋根の上での作業は、高所作業に慣れていない場合や、屋根の状態が悪い場合には無理をせずプロに依頼することが最善の選択です。

特に屋根の勾配が急な場合や、瓦が劣化していて割れやすい場合、修理や補修が必要な場合は、専門業者に任せた方が安全です。

また、適切な安全装備が揃っていない場合も、自己判断で作業せず、プロに相談することをおすすめします。

事故を防ぐためにも、無理な作業は避けるようにしましょう。

まとめ|瓦屋根の歩き方と安全対策のポイント

この記事のまとめ!

  • 瓦屋根を歩く際は、谷部分を慎重に踏む
  • 瓦の山部分には乗らず、静かに移動する
  • 急な動きや走る行為は絶対に避ける
  • 滑りにくい靴を履き、悪天候時は無理をしない
  • 危険な場合は無理に自分で作業せず、プロに依頼する

瓦屋根の歩行は慎重な行動が求められます。安全を最優先にしながら、適切な知識を持って対応しましょう。

簡単に外装リフォームの費用を抑える方法

外装リフォームはクロスの張り替えのような工事とは違い、足場を設置した大掛かりな工事です。

そのため、リフォーム工事の中でも比較的高額な費用が発生する工事になります。

リフォーム費用を抑えるためには、以下のような方法があります。

  • 複数業者から相見積もりを取得して価格を比較する
  • 国や自治体の補助金・助成金制度を活用する

しかし、ひとくちに業者といっても無数に存在するため、どの業者を選べば良いのか迷っているという方も少なくありません。

そこでおすすめしたいのが『ヌリカエ』というサービスです。

全国の外装リフォーム業者から見積もりを取得できるほか、簡単な質問に答えるだけでお住まいの地域で助成金が活用できるのかを確認することができます。

「どこから手を付けていけばいいのか分からない…」

「あまり手間をかけずに優良業者を探したい…」

このようにお考えの方は、ヌリカエのようなサービスを積極的に活用してみましょう。

助成金もわかる相場算定サイト