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外壁タイル張りは高級感のある見た目と優れた耐久性から多くの住宅で採用されていますが、「防音性はどうなの?」「タイル外壁にすると騒音に強くなるの?」と気になっている方も少なくありません。
しかし、外壁タイルは素材としてある程度の遮音効果を持つ一方で、「タイル外壁=防音に優れている」というイメージが必ずしも正しいわけではありません。
そこでこの記事では、外壁タイル張りの防音性を専門的な視点からわかりやすく解説しつつ、タイル外壁だけでは防ぎきれない騒音の原因や、併用すべき効果的な防音対策についても詳しく紹介します。
株式会社ライフ総建 取締役
佐藤 勇太
さとう ゆうた
塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。

外壁タイル張りは高級感のある外観や耐久性の高さが特徴ですが、「防音性」という観点でも一定の効果が期待できます。
タイルは窯で焼き固めた硬質素材であり、外壁材の中でも重量があるという点が大きな特徴です。
ただし、ここで誤解してはいけないのが、「タイル=防音性に優れた外壁」という単純な図式では語れないということです。
防音性能はタイルそのものよりも、建物の構造(木造・鉄骨・RC)や下地材の厚み、壁内部の断熱材量、窓の性能など複数要素によって大きく左右されます。
実際には、タイルを張った木造住宅よりも、タイル無しのRC造住宅の方が圧倒的に遮音性が高くなるケースも珍しくありません。
結論として、外壁タイルは素材自体の質量・硬度により一定の防音効果はあるが、「外壁タイル=防音に強い」という認識は過大評価であり、建物の構造や他の開口部の仕様による影響の方が大きいといえます。
外壁タイルはある程度の防音効果を発揮しますが、それだけで騒音を大幅に減らせるわけではありません。
外壁材の性能よりも、住宅の構造や開口部の仕様、壁内部の断熱材など、他の要素の影響が大きいため、タイル外壁に防音効果を過度に期待してしまうと「思ったほど静かにならない」という結果につながりやすくなります。
そこでここからは、タイル外壁が持つ防音性能の限界と、なぜ外壁材だけでは騒音が解決しないのかを詳しく解説していきます。
防音性を語るうえで最も重要なのは、音の侵入経路は外壁だけではないという点です。
実際の住宅では、騒音の約70〜80%は窓から侵入するといわれています。
単層ガラスの窓は特に音を通しやすく、外壁にどれだけ厚みがあっても、開口部の弱点が原因で防音効果が大幅に低下してしまいます。
また、換気口・給気口・配管穴などの小さな開口部も侮れません。
これらの穴は外壁に直接貫通しているため、吸音材がほとんど働かない構造になっており、外部騒音の通り道になりやすい場所です。
つまり、外壁タイルで部分的に遮音性能を強化しても、建物全体としての防音対策が整っていなければ、騒音問題は改善されにくいということです。
外壁タイルの防音性能を考える際には、「タイルそのもの」ではなく「タイルの裏側にある下地構造」が非常に重要になります。
RC造なら躯体そのものが厚く密度が高いため、外壁タイルとの組み合わせで非常に高い遮音性能を発揮します。
一方、乾式タイルは軽量鉄骨・木造住宅で採用されるケースが多く、サイディングボード(タイル下地材)にタイルを引っ掛ける構造です。
これはタイル自体の質量が加わるものの、躯体や下地の密度が低いため、RCほどの遮音性能にはなりません。
つまり、同じタイル外壁であっても、住宅の構造により遮音性能には大きな差が出てしまうということです。
木造住宅に外壁タイルを施工すると、見た目がしっかりしているから防音にも強いはずと期待する方がいます。
しかし、現実には木造構造は外壁材の種類にかかわらず、音が伝わりやすい特徴があります。
木造住宅でもタイル外壁を採用することは可能ですが、防音性を高めたい場合には、壁内部の断熱材の量や種類、柱間の気密性、窓性能の方がはるかに重要です。
外壁タイルの防音性能を最大限に活かすためには、外壁だけに頼るのではなく、住宅全体を総合的に見直すことが重要です。
窓や換気口、壁内部、屋根などは音が侵入しやすいポイントであり、これらを適切に補強することで初めて高い静音性が実現します。
そこでここからは、外壁タイルと組み合わせて防音効果を一段と向上させるための実践的な対策をわかりやすく紹介します。
住宅における騒音対策で最も効果が大きいのが、窓の防音性能を高めることです。
外壁材がどれほど高性能でも、開口部である窓が音を通しやすければ十分な静音性は得られません。
そこで効果的なのが、防音窓への交換や内窓(二重窓)の設置です。
防音窓はガラス厚やサッシ構造により空気伝搬音を抑え、内窓は既存窓と新しい窓の間に生まれる空気層が遮音層として働きます。
外壁タイル張りと組み合わせれば、外からの騒音を総合的に減らし、静かな住環境をつくるうえで大きな効果を発揮します。
外壁タイルの防音性をさらに高めたい場合、壁内部の断熱材・吸音材の見直しが非常に重要です。
木造や軽量鉄骨住宅では、壁内部が空洞になりやすく、そのままでは音が共鳴して伝わりやすい構造となります。
そこで、高性能グラスウールやセルロースファイバーなどの断熱材を適切に充填すると、壁内部の密度が高まり、音の通り道が大幅に抑えられます。
また、吸音ボードを組み合わせることで、空気音や振動音を内部で吸収し、屋外からの騒音だけでなく室内で発生する音の響きも軽減できます。
外壁リフォームのタイミングで内部を見直すと、費用対効果の高い防音対策が実現します。
換気口や給気口は外壁に直接穴が開いている構造のため、騒音が侵入しやすい弱点となっています。
外壁タイルで仕上げられた住宅であっても、この部分の防音性が確保されていなければ、車の走行音や人の話し声がそのまま室内に入り込み、外壁材の性能を活かしきれない状況が生まれます。
そこで有効なのが、防音フードの設置です。
既存住宅にも後付けが比較的容易で、窓の防音と組み合わせることで総合的な静音性を高めることができます。
外壁タイルと併用することで、特に道路側の部屋や寝室など、静けさが求められる空間での効果が大きく向上します。
防音対策を外壁だけに求めても限界があり、屋根から伝わる騒音も意外に多いことを理解する必要があります。
特に金属屋根では雨音や風の音が反響しやすく、外壁タイルで壁面の遮音性能を高めても、屋根が弱点となって騒音が侵入するケースが少なくありません。
そこで効果的なのが、屋根裏に遮音シートを敷設したり、防音性能の高いビルボード(建築用遮音板)を施工する方法です。
これにより、屋根に当たる雨粒の衝撃音や外部から伝わる空気音が屋根面で吸収され、室内への侵入を大幅に抑えることができます。
この記事のまとめ!
- 外壁タイルは多少の防音効果はある
- 外壁タイルだけでは騒音は止められない
- 騒音の大半は窓・換気口・屋根から入ってくる
- 内窓や防音フード、遮音シートで全体を補強する必要がある
- タイルは防音目的だけで選ばず総合対策が重要
外壁タイル張りは素材自体の質量や硬度によって一定の防音効果が期待できるものの、タイルだけで騒音を大幅に軽減できるわけではありません。
実際の遮音性は、住宅の構造や壁内部の断熱材、窓の仕様、換気口の位置など、多くの要素が複合的に関わっており、外壁材単体の性能が全体の静けさを左右するわけではないからです。
特に窓や換気口は音が侵入しやすいため、内窓の設置や防音フードの導入など、外壁タイルと組み合わせた総合的な対策が必要になります。
また、屋根裏に遮音シートやビルボードを施工することで、雨音や外部音の侵入を抑えられ、より静かな住空間をつくることができます。
外壁タイル張りはデザイン性と耐久性に優れた外壁材ですが、防音目的で選ぶ際には過度な期待を避け、建物全体を見渡した多角的な対策を行うことが大切です。
外装リフォームはクロスの張り替えのような工事とは違い、足場を設置した大掛かりな工事です。
そのため、リフォーム工事の中でも比較的高額な費用が発生する工事になります。
リフォーム費用を抑えるためには、以下のような方法があります。
- 複数業者から相見積もりを取得して価格を比較する
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