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スレート屋根の上で作業を行う際、「歩み板」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
実はこの歩み板、屋根作業の現場では命を守るための必須アイテムともいえる存在です。
スレート屋根は一見頑丈に見えても、非常に踏み抜き事故が起こりやすく、油断すれば墜落事故など重大な災害につながります。
この記事では、スレート屋根に歩み板が必要な理由から、実際に使うべき種類、安全対策まで徹底的に解説していきます。

株式会社ライフ総建 取締役
佐藤 勇太
さとう ゆうた
塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。
スレート屋根の上をそのまま歩いて作業するのは、非常に危険です。
見た目にはしっかりしていても、実はスレート材は非常にもろく、簡単に踏み抜いてしまうことがあります。
この章では、スレート屋根がどのような構造をしているのか、そしてなぜ歩み板の使用が不可欠なのかを、実際の事故例も交えて解説します。
スレート屋根は、セメントと繊維を主成分とする薄い板状の屋根材のため強度には限界があります。
とくに支持部材のない部分は非常に脆弱で、歩行荷重によって簡単に割れてしまうことがあります。
加えて、築年数の経過とともにスレート材は劣化し、内部にひび割れや浮きが生じていることも。
そのため、直接人が乗ることは極めて危険であり、歩み板などで荷重を分散させないと「踏み抜き事故」のリスクが高まります。
屋根の見た目が健全でも、構造的には危険が潜んでいるのがスレート屋根の特徴です。
スレート屋根での踏み抜き事故は、毎年のように発生しています。
例えば、塗装作業中の職人が劣化した屋根材を踏み抜き、約5メートル下へ墜落して死亡したケースがあります。
また、台風被害後に修理のために屋根へ登り、踏み抜いて転落し死亡した事故も報告されています。
これらの多くは、安全対策が不十分だったことが原因です。
こうした事例からも、歩み板などの使用が命を守る基本対策であることがわかります。
では、実際にどのような「歩み板」を使えば安全に作業できるのでしょうか?
歩み板と一口に言っても、材質やサイズにはさまざまな種類があり、用途や現場状況によって適切な選定が重要になります。
この章では、代表的な歩み板の材質ごとの特徴や、作業性と安全性を両立させるための幅の目安について詳しく紹介します。
歩み板にはさまざまな材質がありますが、作業の安全性と効率性を確保するには適切な選定が欠かせません。
現場で多く使われているのはアルミ製の歩み板で、軽量かつ高い耐久性が特徴です。
軽作業では木製の板が使われることもありますが、経年劣化や強度不足には注意が必要です。
材質によって滑り止めの加工や耐荷重にも違いがあるため、作業内容や設置環境に応じて最適なものを選ぶことが重要です。
歩み板の幅は、作業の安定性と安全性に直結します。
一般的な作業で使われるのは30cm〜40cm程度のものが多く、バランスを取りやすく歩行もスムーズです。
重要なのは、荷重をしっかり分散できる幅であることと、滑り止めや固定具を用いて屋根上で安定して設置できること。
安全に作業するためには、30cm以上の幅のタイプを選びましょう。
歩み板を使っても、スレート屋根での作業が完全に安全になるわけではありません。
屋根からの転落や踏み外しといった事故を防ぐためには、さらなる安全対策の併用が不可欠です。
この章では、落下防止ネットや親綱支柱など、歩み板とあわせて導入すべき安全装備について、わかりやすく解説していきます。
防網(落下防止ネット)は、万が一スレート屋根を踏み抜いた場合に備え、作業員の墜落を防ぐために屋根の下部に設置される安全対策です。
特に倉庫や工場などの高所作業においては、歩み板だけでは不十分な場面も多く、落下防止ネットの併用が必要です。
ネットはしっかりと張力を保って設置する必要があり、支柱や梁を活用して構造的に支えることが基本です。
作業エリア全体に張り巡らせることで、不測の事態にも備えられる他、安全帯と合わせて使用すれば、より高いレベルの墜落防止対策が実現できます。
親綱(おやづな)は、作業員が安全帯を取り付けて墜落を防止するためのロープであり、高所作業では欠かせない装備です。
作業員は常に親綱と自分の命綱を接続しながら移動でき、万が一の滑落時にも宙吊り状態で落下を防止できます。
歩み板とあわせて、常時安全帯を親綱に接続して作業することが基本です。
スレート屋根の作業では、歩み板を使うだけでなく、正しい歩き方を意識することも重要です。
屋根上では常に重心を低く保ち、急な動きは避けましょう。
また、スレート材の継ぎ目や端部、割れた箇所は踏まないよう注意が必要です。
歩み板の上だけを歩行し、板からはみ出さないようにすることで、安全性が大きく向上します。
この記事のまとめ!
- スレート屋根は踏み抜きの危険がある
- 幅は30~50cmが目安
- 落下防止ネットや親綱支柱による安全対策も重要
- 過去には踏み抜きによる墜落事故が多く発生している
- 複数の対策を併用して安全意識を高めることが大切
スレート屋根は踏み抜きの危険性が高く、歩み板の使用は命を守るために欠かせません。
材質や幅を適切に選び、安全に作業を行うための基本装備として活用しましょう。
さらに、落下防止ネットや親綱の設置など複数の安全対策を併用することで、より高い安全性を確保できます。
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