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天井のクロスが剥がれたり、下地材が劣化したりするケースでは、部分補修では追いつかず天井そのものの張替えが必要になる場合も少なくありません。
しかし、いざ張替えとなると気になるのはやはり「費用」です。
6畳や8畳など、部屋の広さによって費用がどのくらい違うのか?また工事の内容や選ぶ材料によってどれほど変動するのかは分かりづらいものです。
「なるべく費用を抑えたい」「火災保険は使えるのか」「DIYで対応できる方法はあるのか」といった疑問も出てくるでしょう。
そこで本記事では、雨漏りによる天井張替えが必要になるケースから費用相場、費用を抑えるためのポイントまでわかりやすく解説します。
事前に正しい知識を身につけ、後悔しないリフォームを進めるための参考にしてください。

株式会社ライフ総建 取締役
佐藤 勇太
さとう ゆうた
塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。
天井にシミやカビが出てきたけれど、張替えまで本当に必要なのか迷っていませんか?
雨漏りによる天井のダメージは軽微なものから深刻なものまでさまざまです。
場合によっては、部分補修で済むこともあれば、天井全体の張替えが避けられないケースもあります。
この章では、シミやカビ、クロスの剥がれ、木材や下地の劣化といった代表的な症状ごとに、張替えが必要になるかどうかの判断基準について詳しく解説します。
まずは、今の天井の状態を正しく把握するところから始めましょう。
雨漏りによる天井のシミやカビは、初期段階の典型的なサインです。
雨水が天井材に染み込むことで、変色や黒ずみが現れ、時間が経つとカビが繁殖しやすくなります。
カビは見た目の悪化だけでなく、アレルギーや呼吸器疾患など健康被害を引き起こす可能性も高いため注意が必要です。
シミやカビだけなら天井全体の張替えではなく、塗装やクロスの張替えといった比較的軽い補修で対応できるケースもあります。
しかし、放置すると被害が進行し、下地や構造部分まで劣化が及ぶので早めの対処が大切です。
雨漏りによる水分の侵入が続くと、天井のクロスが剥がれてくる場合があります。
これは、接着剤の劣化やクロス自体が水分を吸収して伸び縮みすることによるものです。
クロスの剥がれは見た目の問題だけでなく、内部の下地材に水分が到達している可能性も示唆します。
そのため、単純にクロスを張り替えるだけでは解決せず、下地の状態をしっかり確認する必要があります。
下地が健全であれば部分的な張替えで済むこともありますが、劣化が進んでいる場合は天井全体の張替えが必要になるケースもあります。
雨漏り被害が長期間続くと、天井内部の木材や下地材が腐食・劣化する深刻な状況に陥ります。
木材が水分を含んだ状態が続くと、腐朽菌の繁殖によって強度が著しく低下し、最悪の場合は天井の一部が落下する危険性もあります。
また、カビや害虫の発生リスクも高まり、室内環境に悪影響を及ぼす可能性があります。
この段階では部分補修では対応しきれず、下地から全面的な天井張替えが必要となるケースがほとんどです。
被害を最小限に抑えるためにも、腐食の兆候が見られたら早急に専門業者に相談することが重要です。
天井の張替えが必要だとわかったものの、「実際のところ、どれくらいの費用がかかるのか?」と不安に感じる方は多いでしょう。
張替え費用は、天井の広さや仕上げ方法、工事内容によって大きく異なります。
この章では、6畳・8畳・10畳・12畳といった部屋の広さ別に、一般的な費用相場を詳しく紹介します。
また、工事の内訳や、費用が高くなる要因についてもあわせて解説しますので、工事を依頼する前の目安としてぜひ参考にしてください。
6畳の部屋(約10㎡前後)の天井を張替える場合、工事費用の目安はおおよそ10万円〜25万円程度が一般的です。
仕上げ材をクロスにする場合、比較的安価に抑えることができますが、天井板や無垢材を選ぶと高額になります。
また、既存天井の撤去や下地補修が必要になる場合は、その分の費用が上乗せされる点にも注意が必要です。
軽度の雨漏りでシミやカビの対応が中心なら、クロス張替えだけで済むケースもありますが、下地が劣化している場合は全面的な張替えが必要になるため、費用も高くなる傾向があります。
必ず工事内容を明確にした上で見積もりを取りましょう。
部屋が広くなるほど天井の張替え費用は比例して上がります。
8畳(約13㎡)で15万〜30万円前後、10畳(約16㎡)では18万〜35万円前後、12畳(約20㎡)では20万〜40万円程度が目安です。
施工面積が増えるため、材料費と施工費の両方が高くなるのが一般的です。
雨漏りによる下地の腐食が進んでいる場合は、下地補修や断熱材交換が必要になり、さらに費用がかさむ可能性があります。
費用を正確に把握するためにも、現地調査を依頼した上での見積もりが欠かせません。
天井の張替えにはまとまった費用が必要ですが、工夫次第で出費を抑える方法もあります。
被害が軽度なら部分張替えやDIYによる対応も可能ですし、自然災害が原因なら火災保険が適用されるケースもあります。
さらに、相見積もりを活用して適正価格を見極めることも大切です。
この章では、張替え費用を少しでも抑えるための具体的なポイントや注意点をわかりやすく解説します。
無駄な出費を防ぎ、賢くリフォームを進めるためのヒントをつかんでください。
天井の雨漏り被害が軽度で、シミやカビなどの範囲が限定されている場合、必ずしも全面張替えをする必要はありません。
部分張替えやクロスのみの張替え、塗装による補修など、被害箇所を最小限に抑えた対応で済むことがあります。
また、簡単な補修であればDIYも選択肢の一つです。
専用塗料やクロスを使ったリペアなら、材料費だけで施工でき、業者に依頼するよりも大幅にコストを抑えられます。
ただし、下地の腐食や構造的な問題がある場合、DIYでは不十分なケースも少なくありません。
部分張替えやDIYを選ぶ際は、まず専門業者に相談し、適切な補修方法を見極めることが大切です。
雨漏りの原因が台風や豪雨、積雪などの自然災害による場合、火災保険が適用される可能性があります。
火災保険の補償範囲には、風災・雪災・水災などによる損害が含まれており、これに該当すれば天井張替えにかかる費用の一部または全額が補填されるケースもあります。
ただし、経年劣化や施工不良による雨漏りは保険の対象外となるため注意が必要です。
申請には被害状況の写真や見積書などが必要となるため、被害を確認したら速やかに保険会社へ連絡し、手続きを進めましょう。
工事費用の負担を大きく軽減できる有効な手段なので、該当する場合は必ず活用を検討すべきです。
天井張替え工事は業者によって費用やサービス内容に大きな差が出やすい分野です。
そのため、1社だけの見積もりで即決するのは避け、必ず複数の業者から相見積もりを取ることが重要です。
相見積もりを行うことで、相場感を把握できるだけでなく、不必要な工事や過剰な費用が含まれていないかもチェックできます。
また、価格だけでなく、工事内容やアフターサービス、担当者の対応なども比較することで、より納得のいく業者選びが可能になります。
相見積もりを活用すれば適正価格で工事を依頼でき、結果的に費用を抑えることにもつながりますので、積極的に取り入れましょう。
この記事のまとめ!
- 被害状況によって張替えが必要になるケースがある
- 被害が軽度なら部分張替えやDIYによる補修で費用を抑えられる可能性がある
- 自然災害による雨漏りは火災保険が適用される場合もある
- 相見積もりを取り無駄な出費を防ぐことがリフォーム成功のポイント
雨漏りによる天井の損傷は、シミやカビ、クロスの剥がれから下地材の腐食まで多岐にわたります。
被害状況によっては全面張替えが必要になり、6畳で約10万〜25万円、12畳では最大40万円程度の費用がかかる場合もあります。
ただし、部分補修やDIY、火災保険の活用、相見積もりによって費用を抑える方法もあります。
事前に適切な対応方法と費用を把握し、無駄なく、納得できるリフォームを行うことが大切です。
外装リフォームはクロスの張り替えのような工事とは違い、足場を設置した大掛かりな工事です。
そのため、リフォーム工事の中でも比較的高額な費用が発生する工事になります。
リフォーム費用を抑えるためには、以下のような方法があります。
- 複数業者から相見積もりを取得して価格を比較する
- 国や自治体の補助金・助成金制度を活用する
しかし、ひとくちに業者といっても無数に存在するため、どの業者を選べば良いのか迷っているという方も少なくありません。
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