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「天井からポタポタと水が…」「壁にシミができている…」こうした雨漏りの兆候に気づいたら早急な対応が必要です。
放置すると建物の劣化が進み、修理費用が高額になる可能性があります。
しかし、「すぐに業者に依頼するのは難しい」「とりあえず自分で応急処置をしたい」という方も多いのではないでしょうか?
そこで役立つのが「雨漏り補修液」です。
ひび割れや隙間に塗るだけで防水処理ができるため、DIYでの応急処置として活用できます。
とはいえ、補修液にもさまざまな種類があり、適切に使用しないと効果が十分に発揮されないこともあります。
本記事では、雨漏り補修液の基本情報から人気の製品、正しい使い方、使用時の注意点まで詳しく解説します。
「どの補修液を選べばいいの?」「どうやって使うの?」という疑問を解決し、適切な補修方法を学びましょう!

株式会社ライフ総建 取締役
佐藤 勇太
さとう ゆうた
塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。
雨漏りは住宅の寿命を縮めるだけでなく、室内環境を悪化させカビや腐食の原因となるため、早急な対応が必要です。
雨漏りの修理方法には専門業者に依頼する方法とDIYで補修する方法がありますが、「雨漏り補修液」は手軽にDIYで応急処置ができる補修材として人気があります。
雨漏り補修液は、隙間やクラック(ひび割れ)に浸透し、防水膜を形成することで水の侵入を防ぐ役割を果たします。
ホームセンターやオンラインショップで手に入るため、DIY初心者でも比較的簡単に使用できます。
ただし、雨漏りの原因や発生箇所によっては、雨漏り補修液だけでは完全な修理が難しい場合もあるため、適切な使用方法と注意点を押さえておくことが大切です。
雨漏り補修液にはさまざまな種類があり、それぞれ成分や特性が異なります。
「どの補修液を選べばいいのか分からない…」と悩む方も多いのではないでしょうか?
使用する場所や目的に合った製品を選ばないと、十分な防水効果が得られないこともあります。
ここでは、雨漏り補修液を5種類紹介しそれぞれの特徴や適用範囲を詳しく解説します。
自宅の雨漏り対策にぴったりな補修液を見つけるための参考にしてください!
日本ミラコン産業の「雨もり補修液」は、DIYでも使いやすい高品質な補修材です。
主に屋根や外壁のひび割れ、サッシ周りの隙間に対応し、柔軟性のある防水膜を形成することで水の侵入を防ぎます。
国内メーカーの製品であり、品質面でも信頼性が高いのが特徴です。
RoBeKaUの雨漏り補修液は、耐久性と防水性に優れた水性ベースの補修材です。
乾燥時間が比較的長いですが、乾燥後はすぐに防水性能を発揮できる点も魅力です。
外壁やベランダ、基礎、小屋、地下室、金属などの防水補修にも使用可能で、さまざまな場所で活躍します。
WEIPIAOの雨もり補修液は、高い撥水性と耐候性を兼ね備えた内外壁用透明防水接着剤です。
コンクリートやタイル目地の補修にも適しており、施工後は透明な仕上がりになるため目立ちにくいのが特徴です。
屋根や外壁だけでなく、屋内の水回り補修にも使用できる汎用性の高い補修液です。
RUSRIVEの雨もり補修液は、ゴム系の伸縮性を持つ補修材で、ひび割れが広がりやすい箇所や振動の影響を受ける場所に使用できます。
施工後に柔軟性を維持するため、外壁や木造住宅のひび割れ補修にも向いています。
サッシ周りやベランダの防水処理に適しており、強い防水膜を形成して雨水の侵入を防ぐことができます。
Sadiorの雨もり補修液は透明タイプの補修材で、狭い隙間や細かい部分にも手軽に施工できます。
軒下や雨どい、窓枠の隙間など、従来の塗布タイプでは塗りにくい箇所の補修にも使用できます。
簡単に使えるため、初心者でも扱いやすい製品です。
「せっかく雨漏り補修液を使ったのに、すぐに再発してしまった…」そんな失敗を防ぐには、正しい使い方を押さえておくことが大切です。
特に補修箇所の状態やひび割れの大きさによって適切な施工方法が変わるため、基本をしっかり理解しておきましょう。
ここでは、日本ミラコン産業の「雨もり補修液」を例に、1mm以下の細かいクラックと1mm以上の大きなクラック、それぞれの補修手順を詳しく解説します。
DIYで効果的な補修を行うためのポイントを押さえましょう!
1mm以下の細かいクラックは、比較的簡単に補修が可能です。
まず、雨漏り補修液を水で2倍に希釈し、市販のハケやローラーを使用して、クラック内部に染み込ませるように塗布します。
20~30分後、希釈していない原液をハケやローラーでクラックを覆うように塗布し仕上げます。
この方法により、細かいクラックにも補修液が浸透し効果的な防水膜を形成します。
1mm以上の大きなクラックは、より慎重な補修が必要です。
まず、雨漏り補修液を水で2倍に希釈し、クラック内部に染み込ませるようにハケやローラーで塗布します。
次に市販のセメントと雨漏り補修液の原液をバケツなどの容器で練り合わせ、ペースト状の補修材を作ります。
固さはハケで簡単に塗れる程度に調整します。
作成したペースト状の補修材をハケやローラーでクラック内部に押し込みながら、全体を覆うように塗布します。
補修材が硬化した後(約12時間後)、雨漏り補修液の原液をハケやローラーで上塗りし表面を仕上げます。
この方法により、大きなクラックにも適切に対応し耐久性の高い防水効果を得ることができます。
雨漏り補修液は、DIYで手軽に雨漏り対策ができる便利なアイテムですが、使い方を誤ると逆に被害を拡大させることもあります。
また、補修液はあくまで一時的な応急処置であり、根本的な解決にはならない点にも注意が必要です。
ここでは、「雨漏り補修液の限界」と「専門業者に依頼すべきケース」について解説します。
適切な場面で補修液を活用しながら、長期的な視点で雨漏り対策を考えましょう!
雨漏り補修液は、手軽に使用できる便利な補修材ですが、あくまで一時的な応急処置に過ぎません。
特に雨漏りの原因が構造的な問題や経年劣化によるものであれば、補修液だけで完全に修復することは難しいでしょう。
また、施工方法を誤ると逆に水の侵入を招く可能性もあります。
DIYでの補修は雨水の侵入を一時的に防ぐための措置と考え、定期的なチェックと適切な管理を行うことが大切です。
雨漏りは、目に見えるひび割れや隙間だけが原因とは限りません。
屋根や外壁の防水層の劣化、内部の腐食、建物の構造的な問題など、根本的な原因は多岐にわたります。
DIYで補修液を使って応急処置をしても、原因を特定せずに放置すると雨漏りが再発し、さらに深刻なダメージを受ける可能性があります。
長期的に安全な住環境を維持するためには、専門業者に依頼して原因を正しく診断し、適切な修理を行うことが重要です。
この記事のまとめ!
- あくまで応急処置であり根本的な解決にはならない。
- 補修液にはさまざまな種類がある
- 長期的な解決のためには専門業者に依頼する
雨漏り補修液は、DIYで手軽に防水補修ができる便利なアイテムですが完全な修理にはなりません。
「一時的な対策」として使用し、根本的な雨漏り修理は専門業者に依頼するのがベストな方法として認識しましょう。