室内の雨漏り応急処置!今すぐできる対策と修理のポイント

室内の雨漏り応急処置!今すぐできる対策と修理のポイント

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室内で発生した雨漏りは、放置すると床や壁が傷んだり、カビが発生したりする原因になります。

また、電化製品に水がかかると感電や故障のリスクもあるため、早急な対応が大切です。

本記事では、室内で雨漏りが発生した際の応急処置について詳しく解説します。

今すぐ実行できる対策から応急処置の際の注意点まで網羅しているので、雨漏りが発生した場合の参考にしてください。

この記事の監修者

株式会社ライフ総建 取締役

佐藤 勇太

さとう ゆうた

プロフィール

塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。

室内で雨漏りが発生したらすぐにやるべき応急処置

室内で突然の雨漏りが発生すると、床や家具が濡れたり、電化製品に水がかかったりして大きな被害につながる可能性があります。

放置すると建材が傷み、カビの発生やシミの原因にもなるため、できるだけ早く応急処置を行う必要があります。

まずは、雨漏りの被害を最小限に抑えるために、水を受け止める・濡れたものを避難させる・水が広がらないようにするといった基本的な対策を実施しましょう。

ここでは、室内で雨漏りが発生した際にすぐにできる応急処置の方法を詳しく解説します。

バケツやタオルで水を受ける

雨漏りの水が直接床や家具に落ちると、床材の変色や劣化の原因になります。

バケツを使用する際は、水が跳ね返らないように底にタオルを敷くと効果的です。

水の量が多い場合は、複数のバケツを設置してこまめに水を捨てるようにしましょう。

また、タオルや雑巾を床に敷いておくことで、周囲に水が広がるのを防げます。

家具や電化製品を移動させる

雨漏りが発生した場所の近くに家具や電化製品がある場合は、速やかに安全な場所へ移動させましょう。

特に電化製品は感電や故障のリスクがあるため、すぐにコンセントを抜いて移動させることが重要です。

大きな家具で移動が難しい場合は、ブルーシートや防水シートをかぶせて水がかからないようにすると効果的です。

濡れた家具は放置せず、早めに乾燥させることでカビの発生を防ぎましょう。

床や壁をビニール養生する

雨漏りが続くと床や壁に水が浸透し建材の劣化やカビの発生につながるため、ビニールシートで保護することが重要です。

床には新聞紙やタオルを敷き、その上からビニールシートをかぶせると水が広がるのを防げます。

また、壁に水が伝っている場合は、壁面にもビニールを貼り付けると効果的です。

特に、フローリングや畳は水分を吸収しやすいため早めの養生が必要です。

吸水シートで水を吸う

雨漏りの水が床に広がってしまった場合は、吸水シートを使って水を吸収しましょう。

吸水シートは短時間で大量の水を吸収できるため、水浸しになった場所の処理に最適です。

水を十分に吸い取ったら湿った床をしっかりと乾燥させ、カビの発生を防ぐために除湿機や扇風機を活用すると良いでしょう。

防水テープで補修する

雨漏りの侵入経路が特定できる場合、防水テープを使って一時的に水の侵入を防ぐことができます。

特に、窓枠やサッシ周辺からの雨漏りには効果的です。

防水テープを貼る際は、表面の水分や汚れをしっかり拭き取ることで密着度が高まり防水効果が持続します。

ただし、防水テープはあくまで応急処置のため、根本的な解決にはならないことを理解し早めに専門業者へ相談しましょう。

コーキング補修で一時しのぎする

壁やサッシの隙間から雨漏りしている場合、防水コーキングを使って隙間を埋めることで一時的に対処できます。

ホームセンターなどで販売されているコーキング剤を使用すれば自分でも簡単に補修可能です。

コーキング剤を塗る前に、施工箇所の汚れや水分をしっかり除去することが重要です。

ただし、コーキングが乾くまで時間がかかるため、完全に雨漏りを防げるわけではない点に注意しましょう。

ブルーシートで全体を覆う

屋根からの雨漏りの場合、室内だけでの応急処置では不十分なことがあります。

可能であれば、屋根の上からブルーシートをかぶせ、雨水の侵入を防ぐ対策を行いましょう。

ブルーシートは、ロープや重しを使ってしっかり固定して強風で飛ばされないようにすることが重要です。

ただし、高所作業は危険を伴うため、自分で対応が難しい場合は無理をせず、専門業者に依頼することをおすすめします。

室内にでた雨漏りを応急処置する際の注意点

雨漏りが発生したとき、応急処置をすることで一時的に被害を抑えることはできます。

しかし、間違った処置を行うと、水の流れを変えてしまい別の場所でさらなる被害を引き起こす可能性もあります。

また、室内の水漏れがすべて雨漏りとは限らず、結露が原因のケースもあるため、慎重に判断することが重要です。

ここでは、室内で雨漏りの応急処置を行う際に注意すべきポイントを解説します。

被害を拡大させないためのコツや、専門業者への相談のタイミングについても紹介するので、適切な対応を心がけましょう。

排水の通り道を補修で塞がない

雨漏りの応急処置を行う際、排水の通り道を無理に塞ぐのは危険です。

水の流れを遮ることで、天井裏や壁内部に水が溜まり、見えない部分でカビや腐食が進行する可能性があります。

特に天井からの雨漏りの場合、適切な排水経路を確保しながら対策することが大切です。

防水テープやコーキングでの補修は応急的な対応に留め、根本的な解決には専門業者による点検と修理が必要であることを忘れないようにしましょう。

雨漏りではなく結露のケースもある

天井や壁に水滴がついている場合、必ずしも雨漏りとは限らず結露が原因の可能性もあります。

特に冬場や梅雨の時期は、室内と外気の温度差によって水滴が発生しやすくなるため見極めが重要です。

結露の場合、雨の日以外にも発生するのが特徴で、換気不足や断熱材の劣化が原因となることもあります。

除湿機の使用や換気の改善で対策できるケースもあるため、まずは雨漏りか結露かを慎重に判断しましょう。

自分で判断せず専門業者に調査を依頼する

応急処置を施した後は、必ず専門業者に点検を依頼し根本的な原因を特定してもらうことが大切です。

素人判断で修理を行うと、誤った処置により水の侵入を悪化させるリスクがあります。

特に雨漏りの原因が屋根や外壁にある場合、内部の構造に影響を及ぼす可能性が高いため、早めの調査と適切な修理が必要です。

信頼できる業者を選び、被害が広がる前に適切な対応を行いましょう。

まとめ:室内の雨漏りで応急処置したら専門業者に確認してもらおう!

この記事のまとめ!

  • バケツで水を受け、家具や電化製品を移動し、床や壁をビニールシートで保護する。
  • 防水テープやコーキング剤を使った補修は根本的な解決にはならない。
  • 排水の通り道を塞ぐと水がたまり腐食の原因になる。
  • 結露と雨漏りは異なるため原因を慎重に判断する。
  • 応急処置後は専門業者に点検を依頼し早めの修理を実施する。

雨漏りは放置すると建物の損傷やカビの発生につながるため、発生したら迅速に応急処置を行うことが重要です。

まずはバケツやタオルで水を受ける、家具や電化製品を移動させる、ビニールシートで養生するといった対策を実施し、被害を最小限に抑えましょう。

しかし、応急処置はあくまで一時的な対応です。

根本的な修理を怠ると雨漏りは繰り返し発生し、建物の耐久性を損なう原因になります。

応急処置が済んだら、できるだけ早く信頼できる専門業者に相談して適切な修理を行うことが大切です。

雨漏り対策を万全にして、快適な住環境を守りましょう。