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鉄骨造の建物を新築またはリフォームする際、外壁材の選定は非常に重要です。
中でも「サイディング」は、近年その施工性やコストパフォーマンスの良さから注目されている外壁材のひとつです。
しかし、鉄骨造にサイディングを使用することには、メリットだけでなく注意すべき点も存在します。
本記事では、鉄骨造に使えるサイディングの種類から、その利点と欠点、施工時の注意点までを徹底解説します。
これから建築計画を進める方や、リフォームを検討している方にとって、判断材料となる情報を網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。

株式会社ライフ総建 取締役
佐藤 勇太
さとう ゆうた
塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。
鉄骨造に採用できるサイディングには、いくつかの種類があります。
それぞれ素材や性能に違いがあり、建物の用途やデザインの方向性によって適した選択が異なります。
この章では、窯業系・金属系・樹脂系といった代表的なサイディング材を取り上げ、それぞれの特徴や鉄骨造との相性について詳しく解説します。
窯業系サイディングは、セメントと繊維質原料を主成分とする外壁材で、日本の住宅で最も普及しているサイディングです。
デザインのバリエーションが非常に豊富で、木目調や石目調など多彩な仕上がりが可能です。
耐火性や遮音性にも優れており、コストパフォーマンスも高い点が魅力ですが、防水性能はシーリング材に依存します。
そのため、10~15年ごとの定期的なメンテナンス(塗装やシーリングの打ち替え)が必要となります。
金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミなどを主材としたサイディングで、軽量かつ高耐久な特性を持ちます。
特に断熱材と一体化した製品が多く、外断熱効果も期待できるため、鉄骨造の断熱対策としても有効です。
スタイリッシュでモダンな外観を演出できる点も人気の理由です。
一方で、表面が金属のため傷や凹みに弱く、塩害地域では錆のリスクもあるため、使用環境に応じた選定が重要です。
樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を原料とする外壁材で、軽量性と耐候性の高さが特徴です。
色褪せしにくく、塗装のメンテナンスがほとんど不要な点から、ランニングコストを抑えたい方に適しています。
柔らかく加工しやすいため、複雑な外観デザインにも対応可能です。
ただし、アメリカでは非常に一般的ですが、日本国内では施工できる業者が限られており、採用例はまだ少ないのが現状です。
外壁材としてサイディングを選ぶことで、鉄骨造の建物にさまざまなメリットが生まれます。
耐震性や施工性、意匠性など、実用面・デザイン面の双方で魅力があるのがサイディングの強みです。
ここでは、鉄骨造にサイディングを採用することで得られる主な利点を、わかりやすく整理してご紹介します。
サイディングは他の外壁材と比べて軽量なものが多く、特に金属系や樹脂系サイディングは鉄骨造と組み合わせることで、建物全体の軽量化に貢献します。
建物が軽くなることで、地震時の揺れが抑えられ、耐震性の向上につながるのが大きなメリットです。
また、軽量な外壁材は構造躯体への負担も少なく、耐用年数の面でもプラスに作用します。
鉄骨造の構造強度を損なうことなく外装を仕上げられる点で、サイディングは非常に相性の良い外壁材といえるでしょう。
サイディングは意匠性に優れており、窯業系を中心に木目調・石積調・タイル調など、さまざまなテクスチャーやカラーが揃っています。
建物の用途や周囲の景観に合わせた外観デザインが可能で、個性やブランドイメージを表現しやすい点も魅力です。
また、表面の質感や陰影を工夫することで、高級感を演出することもできます。
住宅はもちろん、アパートや商業施設など幅広い建築物に対応できる柔軟性があり、設計の自由度が大きく広がります。
サイディングは工場で成形・塗装されたパネルを現場で取り付ける方法のため、ALCパネル施工などと比べて大幅に工期を短縮できます。
天候の影響を受けにくく、効率的に工事を進められるため、人件費や仮設費などのコスト削減にもつながります。
特に鉄骨造は躯体の組み上げが早いため、外壁工事もスムーズに行いやすく、全体のスケジュール管理がしやすくなる点が大きなメリットです。
サイディングには多くの利点がありますが、万能な外壁材というわけではありません。
特に鉄骨造の場合は、経年劣化やメンテナンス性、防水性能の維持といった側面で注意が必要です。
この章では、鉄骨造にサイディングを使う際に考慮すべきデメリットやリスクについて、具体的に掘り下げていきます。
サイディング外壁は、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
特に窯業系や金属系では、表面の塗膜が紫外線や雨風で劣化するため、10〜15年ごとに塗り替えが必要です。
また、パネル同士の継ぎ目に使われるシーリング材も経年で硬化・ひび割れが生じるため、打ち替えやが必要になります。
こうしたメンテナンスを怠ると、雨水の浸入や外観の劣化を招き、建物自体の寿命にも悪影響を及ぼす可能性があります。
初期コストの低さだけでなく、維持費も踏まえた計画が大切です。
サイディングの防水性能は、パネルそのものよりも、継ぎ目に使用されるシーリング材に大きく依存しています。
このシーリングは紫外線や気温差の影響で徐々に劣化し、ひび割れや剥離が起こることで雨水の侵入リスクが高まります。
特に鉄骨造では、構造体の動きが大きく、接合部にかかる負荷も増すため、シーリングの劣化が早まる傾向があります。
防水性能を長く保つためには、定期的な点検とシーリングのメンテナンスを計画的に実施することが重要です。
鉄骨造の建物にサイディングを施工する際には、構造的な特性に応じた適切な施工が求められます。
木造とは異なる点も多く、特に下地処理や断熱・防水対策は非常に重要です。
この章では、サイディングの性能を長く保つために押さえておきたい、施工上の重要なポイントを解説します。
鉄骨造にサイディングを施工する際には、直接外壁材を取り付けることができないため、「胴縁」と呼ばれる下地材の施工が必要不可欠です。
胴縁はサイディングを確実に固定するための土台となり、強風や地震時の剥離防止にも関わります。
また、通気層を確保する役割も果たすため、外壁内部の湿気を排出し、内部結露の抑制という観点からも重要です。
胴縁の施工不良は、外壁全体の耐久性や見た目に悪影響を与えるため、材料選定から取り付け精度まで丁寧な施工を行う必要があります。
鉄骨造は熱伝導率が高く、内部結露が起こりやすい構造です。
そのため、外壁サイディングを施工する際には、防水・断熱対策が欠かせません。
例えば、透湿防水シートの適切な施工や、断熱材の配置方法(外断熱・内断熱)などが重要となります。
また、通気層をしっかり確保することで、湿気を外部へ逃がし、建物内部の環境を良好に保てます。
これらの対策を施すことで、サイディングの性能を長期にわたって維持し、建物全体の耐久性を高めることができます。
この記事のまとめ!
- 窯業系・金属系・樹脂系など複数のサイディング材が使用可能
- 軽量で耐震性が高く、デザイン性や施工性にも優れる
- 定期的な塗装やシーリング補修などのメンテナンスが必要
鉄骨造の外壁にサイディングを使用することで、軽量で耐震性に優れた建物を実現できます。
デザインの選択肢も豊富で、工期短縮にもつながる点が魅力です。
ただし、定期的なメンテナンスや適切な施工が不可欠であり、特に防水・断熱対策や下地処理には注意が必要です。
特性を理解した上で活用すれば、鉄骨造との相性も良好な外壁材といえるでしょう。
外装リフォームはクロスの張り替えのような工事とは違い、足場を設置した大掛かりな工事です。
そのため、リフォーム工事の中でも比較的高額な費用が発生する工事になります。
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