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外壁塗装を検討する際、「どの塗料を選べばいいのかわからない」と悩む方は多いのではないでしょうか。
塗料にはさまざまな種類がありますが、その中でもシリコン塗料は耐久性とコストのバランスが良く、住宅の外壁塗装に広く採用されています。
しかし、一口にシリコン塗料といってもメーカーごとに性能や価格が異なり、どれを選べばいいのか迷ってしまうことも少なくありません。
そこで本記事では、シリコン塗料の特徴やメリット・デメリット、そしてラジカル塗料やフッ素塗料との違いについて詳しく解説します。
さらにプロが厳選したおすすめのシリコン塗料も紹介するので、自宅の外壁に最適な塗料を選ぶ際の参考にしてください。
株式会社ライフ総建 取締役
佐藤 勇太
さとう ゆうた
塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。
外壁塗装をする際、どの塗料を選ぶかによって耐久性やメンテナンスの手間が大きく変わります。
その中でもシリコン塗料は、多くの専門家が推奨する人気の塗料です。
ウレタン塗料に比べて耐久性が高く、フッ素塗料ほど高価ではないため、コストパフォーマンスに優れた選択肢として広く採用されています。
しかし、シリコン塗料と一言でいっても種類や特徴はさまざまです。
ここでは、シリコン塗料の基本的な特徴やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
シリコン塗料とは、シリコン樹脂を主成分とした外壁塗装用の塗料です。
耐久性や撥水性に優れ、汚れが付きにくいのが特徴です。
ウレタン塗料よりも長持ちしフッ素塗料ほど高額ではないため、価格と性能のバランスが良く、多くの住宅で採用されています。
また、紫外線や雨風に強く塗膜が劣化しにくいため、メンテナンス頻度を抑えられる点もメリットです。
一般住宅の外壁塗装には、コストパフォーマンスの良いシリコン塗料が適しているといえます。
シリコン塗料には「水性」と「油性（溶剤系）」の2種類があります。
水性シリコン塗料は臭いが少なく環境に優しいため、住宅地での使用に適しています。
一方、油性シリコン塗料は密着性や耐久性が高く、雨風の影響を受けやすい場所に最適です。
また、シリコン塗料にセラミックを配合した「シリコンセラミック塗料」もあり、より高い耐候性や防汚性を求める場合におすすめです。
シリコン塗料の耐用年数は一般的に10～15年とされています。
これはウレタン塗料（7～10年）よりも長く、コストパフォーマンスに優れています。
ただし、日当たりや雨風の影響、施工品質によっては劣化が早まることもあります。
適切な下地処理を行い、塗料の種類に応じた施工を行うことで耐久性を最大限に引き出すことが可能です。
シリコン塗料のメリットは、耐候性が高く長持ちすること、防汚性に優れコストパフォーマンスが良いことです。
外壁が汚れにくく、美観を維持しやすい点も魅力です。
一方、デメリットとしてはウレタン塗料に比べると価格がやや高い点が挙げられます。
とはいえそれ以外にデメリットになることは少ないので、塗料選びに迷ったらシリコン塗料にしておけば問題ありません。
ラジカル塗料は、紫外線による塗膜の劣化を抑える「ラジカル制御技術」を採用した次世代型の塗料です。
シリコン塗料と比較すると、ラジカル塗料の方が耐用年数が長く、15～16年程度持つとされています。
また、防汚性が高く、チョーキング現象（塗膜の粉化）を抑える効果もあります。
価格はシリコン塗料よりもやや高めですが、ほぼ同等の価格帯です。
長期的なコストを考えた場合、ラジカル塗料はシリコン塗料よりもメリットがあります。
フッ素塗料は、シリコン塗料よりも耐候性・防汚性が高く、耐用年数は15～20年とさらに長持ちします。
高層ビルや公共施設など、メンテナンス頻度を抑えたい建物でよく使用されています。
しかし、価格はシリコン塗料の1.5～2倍ほど高く、一般住宅にはコスト面での負担が大きい場合があります。
住宅の外壁塗装では、コストと性能のバランスを考えるとシリコン塗料の方が現実的な選択肢となるケースが多いです。
外壁塗装において、シリコン塗料は最もバランスの取れた選択肢です。
ウレタン塗料よりも耐久性が高く、フッ素塗料ほど高価ではないため、コストパフォーマンスに優れています。
多くの一般住宅で採用されており、適切な施工とメンテナンスを行えば長期間美観を維持することが可能です。
特別な要望がない限り、シリコン塗料を選べば十分な耐久性と保護機能を備えた外壁塗装を実現できるでしょう。
シリコン塗料を選ぶ際、どのメーカーの製品を選べばよいのか迷う方も多いでしょう。
各メーカーからさまざまなシリコン塗料が販売されており、それぞれ耐久性や防汚性、価格などに違いがあります。
そこで外壁塗装のプロが厳選したおすすめのシリコン塗料を紹介します。
どの塗料を選べばよいか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
日本ペイントのおすすめシリコン塗料は以下のとおりです。
- 水性シリコンセラUV
- 水性サーモアイウォールSi
- ファインサーモアイウォールSi
- ファインシリコンフレッシュⅡ
サーモアイシリーズは遮熱塗料となっているので、機能性を重要視したい方にもおすすめです。
関西ペイントのおすすめシリコン塗料は以下のとおりです。
- アレスアクアシリコンACⅡ
- アレスダイナミックTOP
- アレスシルクウォール
- アレスダイナミックTOP遮熱
アレスダイナミックTOPシリーズは変成シリコン樹脂を使用したラジカル制御型塗料になるので、耐候性も長くおすすめです。
エスケー化研のおすすめシリコン塗料は以下のとおりです。
- 水性セラミシリコン
- 水性クールテクトSi
- エスケープレミアムシリコン
エスケープレミアムシリコンは、ハイブリッドシリコン樹脂を使用したラジカル制御型塗料でおすすめです。
この記事のまとめ！
- コストパフォーマンスに優れ、耐久性が高い
- 適度な耐候性があり、住宅の外壁塗装に最適
- プロも推奨する高品質な製品が多い
外壁塗装を検討している方は、シリコン塗料の特性を理解し、適切な製品を選びましょう。
メーカーごとの特徴を比較し、自宅に最適な塗料を見つけてください！
