ニチハの16mmサイディングを徹底解説!メリットから人気シリーズまで

ニチハの16mmサイディングを徹底解説!メリットから人気シリーズまで

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外壁材メーカーの中でも高い認知度と採用実績を誇るニチハ。

その中でも16mmサイディングは、デザイン性と耐久性のバランスに優れていることから、多くの住宅で標準仕様として選ばれている厚みです。

そこで本記事では、16mmサイディングの特徴や人気ライン、採用時の注意点など、選ぶ前に知っておきたい情報をわかりやすく解説します。

この記事の監修者

株式会社ライフ総建 取締役

佐藤 勇太

さとう ゆうた

プロフィール

塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。

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ニチハの16mmサイディングとは?

ニチハの16mmサイディングは、外壁材の中でも標準グレードとして位置づけられる厚みで、多くの住宅で採用されている仕様です。

14mmよりも厚みがあることで板の反りや変形を抑えやすく、耐久性やデザインの立体感が向上するのが特徴です。

特にニチハのカタログでは、モエンエクセラードやFu-geなど主要シリーズの多くが16mm厚を中心に展開されており、メーカーとしても推奨グレードとして位置付けられています。

デザインのバリエーションが豊富で、タイル調や木目調、高級感のあるプレミアムラインなど選択肢が多い点も人気の理由です。

住宅の外観をワンランク上げたい人に選ばれる厚み仕様といえます。

ニチハの16mmサイディングのメリット

外壁材を選ぶ際、見た目だけでなく、耐久性やメンテナンス性も重要な判断基準になります。

ニチハの16mmサイディングは、その厚みを活かした強度と意匠性を両立したグレードであり、多くの住宅で採用されている理由があります。

そこでここからは、16mm厚ならではのメリットを具体的に解説します。

耐久性・防火性に優れている

ニチハの16mmサイディングは、外壁材としての耐久性に優れており、紫外線や雨風による反りや割れを抑えやすい構造になっています。

厚みがあることで外部からの衝撃にも強く、長期間にわたって美観を維持しやすいのが特徴です。

また、防火性能についても国土交通大臣認定を取得しているシリーズが多く、防火地域や準防火地域でも使用できるラインナップが揃っています。

耐久性と防火性のどちらも満たしたバランスの良い外壁材として、16mmサイディングは多くの建築現場で選ばれている理由がここにあります。

デザインが豊富

ニチハの16mmサイディングは、デザインバリエーションが非常に豊富であることも魅力の一つです。

タイル調、木目調、石積み風など、住宅のテイストに合わせて選べるラインナップが揃っており、カタログを見比べながら外観のイメージを具体化しやすいのが特徴です。

16mm厚は凹凸の深い意匠表現が可能で、光の当たり方によって陰影が生まれ、高級感のある外観を演出できます。

また、シーリングを目立たせないデザインや、目地ラインを揃えたスタイリッシュなシリーズなど、細部の仕上がりにこだわりたい人にも対応できる点が評価されています。

外壁で住宅の印象を大きく変えたい人にとって、16mmサイディングは非常に選びやすいといえます。

耐震性に優れている

外壁材は直接建物を支える構造部ではないものの、地震時の揺れに追従できる柔軟性が求められます。

ニチハの16mmサイディングは、専用の固定金具と施工方法により揺れに合わせてわずかに可動し、外壁材への負荷を逃がす構造が採用されています。

そのため、厚みがあるにもかかわらず割れや剥離が起こりにくく、長期間安定した状態を維持しやすいのが特徴です。

見た目だけでなく、構造的な安心感も求める住宅に適した仕様といえます。

ニチハの16mmサイディングの人気シリーズ

ニチハの16mmサイディングは、多くのデザインバリエーションが展開されており、シリーズによって質感や価格帯も異なります。

シンプルなモダンデザインから高級感のあるプレミアムラインまで幅広く揃っているため、選ぶ楽しさがあるのも特徴です。

そこでここからは、代表的で人気なシリーズの特徴をわかりやすく紹介します。

モエンエクセラード

モエンエクセラードは、ニチハの主力サイディングシリーズで、デザインのバリエーションが豊富なのが特徴です。

メーカーでは高耐候塗料・マイクロガード仕様(汚れが雨水で洗い流されやすい表面処理)」にも触れており、美観の維持性がポイントとされています。

厚みは16mmを中心に展開されており、スタンダードグレードとして採用しやすい仕様です。

外壁のテクスチャーや凹凸感が明確で、タイル調や石柄など、カタログでも掲載数が最も多いシリーズとして位置付けられています。

COOL(クール)

COOL(クール)シリーズは、ニチハが展開する意匠性重視の壁面デザインシリーズで、公式サイトでは「ミライア」「ミライアプレミアム」など鏡面仕上げを特徴とした製品が紹介されています。

また、四方合いじゃくり仕様により、サイディングの継ぎ目にシーリングを使わず、水平・垂直のラインを揃えたシームレスな仕上がりを実現させることもできます。

4VOC対策塗料による環境配慮設計も記載されており、外観デザインと施工性、環境性能のバランスが意識されたシリーズです。

Fu-ge(フュージェ)

Fu-ge(フュージェ)は、ニチハが展開する高耐候サイディングシリーズで、「高耐候性」「メンテナンス性」「塗膜の劣化抑制」がポイントのサイディング材です。

色あせやチョーキングの発生を抑える塗膜設計が採用されているため、長期間にわたって美観を維持しやすいメリットがあります。

デザインラインも幅広く、石積み調やモダンデザインなど多彩なテクスチャーが展開されており、長期的な美観維持と意匠性を両立したシリーズとされています。

プレミアムシリーズ

プレミアムシリーズは、ニチハのラインアップの中でも最高クラスの高耐候グレードとして位置づけられており、公式サイトでは「プラチナコート30」「変色・褪色30年保証」が大きく紹介されています。

また、マイクロガードのセルフクリーニング機能もあり、長期的なメンテナンス負担の軽減が可能です。

デザインはタイル調・石材調など重厚感のあるラインが中心で、カタログ内でも上位グレードとして区分されています。

ニチハの16mmサイディングを採用する際の注意点

16mmサイディングは性能や見た目の満足度が高い一方で、14mmに比べて価格や施工性に違いが出る点も理解しておく必要があります。

外壁材は長く付き合う部分だからこそ、採用前に知っておきたい注意点があります。

そこでここからは、ニチハの16mmサイディングを採用する際に失敗しないための判断ポイントを解説します。

14㎜よりも材料価格が高い

ニチハのサイディングは厚みによって価格帯が異なり、16mmシリーズは14mmよりも材料価格が高く設定されています。

これは単に板厚が増えることで使用する原材料量が増えるだけでなく、16mmラインは意匠性や耐候性などの仕様が上位設計となっているケースが多いためです。

実際のカタログでも、同じデザイン調でも14mmラインと16mmラインが分かれて掲載されており、16mm側が標準価格帯より上に位置づけられています。

外壁面積が30坪程度の住宅の場合、厚みの違いだけで総額に数十万円の差が出ることもあり、予算調整を行う際にはこの価格差を理解しておく必要があります。

ただし、その分意匠性や耐久性が高いため、将来的な塗り替え回数やメンテナンス負担を考慮すると、長期的なコストバランスでは16mmの方が有利になるケースもあります。

重量アップで施工費用も上がる

16mmサイディングは14mmに比べて重量があるため、施工の負担が増えることもコストに影響します。

サイディングは1枚あたりの重量が増えると、搬入・荷揚げ・固定作業にかかる人手や手間が増えるため、施工業者側の作業効率が低下する傾向があります。

重量増により足場上での取り回しに時間がかかるため、工期や人工(にんく/職人の稼働日数)に影響するケースもあります。

こうした理由から、見積もり明細にも「厚み16mm仕様」の表記が入ることがあり、材料だけでなく施工費用も14mm仕様より合わせて上がるのが一般的です。

まとめ:16mmはコスパ良く質感を求める人に最適

この記事のまとめ!

  • ニチハの16mmサイディングは標準グレードの人気厚み
  • 14mmより質感・立体感が高く見た目が良い
  • 主力シリーズの多くが16mmで展開されている
  • 材料・施工費は上がるが耐久性と美観維持に優れる
  • 外観重視の住宅に適したサイディング

ニチハの16mmサイディングは、標準グレードとして多くの住宅で選ばれている外壁材であり、デザイン性・耐久性・施工性のバランスが優れている点が大きな魅力です。

14mmよりもコストは上がるものの、その分だけ凹凸の表現力が高まり、外壁の質感に重厚感が生まれます。

また、モエンエクセラードやFu-ge、プレミアムシリーズなど、人気シリーズの多くが16mmを中心に展開されていることからも、メーカーが推奨する主力厚みであることがわかります。

施工費や材料費はやや増しますが、長期的な美観維持やメンテナンスのしやすさを考慮すれば、総合的な満足度の高い選択と言えるでしょう。

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