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DIYで屋根を張り替えたり、新しく設置したりしたいと考えている方にとって、屋根材選びは大きな悩みどころです。
屋根材にはさまざまな種類があり、それぞれ施工のしやすさや耐久性、見た目が大きく異なります。
DIYの場合、扱いやすさや購入のしやすさも重要なポイントとなるため、素材選びを間違えると作業が思うように進まなかったり、完成後に後悔したりする可能性もあります。
この記事では、DIYで人気の屋根材の種類ごとの特徴を詳しく解説しながら、初心者でも失敗しないための選び方までわかりやすくご紹介します。
用途や予算、好みに合わせた最適な屋根材選びに役立ててください。

株式会社ライフ総建 取締役
佐藤 勇太
さとう ゆうた
塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。
DIYでの屋根施工は、素材選びが成功の鍵を握ります。
重くて扱いづらい屋根材を選んでしまうと、作業がスムーズに進まず、思わぬトラブルにつながることも少なくありません。
だからこそ、DIYに適した屋根材の条件を知ることは非常に大切です。
この章では、「軽量性」「加工のしやすさ」「購入のしやすさ」といった重要なポイントに絞って、初心者でも選びやすい屋根材の基準を解説していきます。
DIYで屋根材を施工する際、最も重視したいポイントのひとつが「軽量で扱いやすいかどうか」です。
重い屋根材は搬入や持ち上げ、取り付け作業が大変なだけでなく施工中の安全性にも関わります。
高所での作業が避けられない屋根工事では、軽量な素材を選ぶことで作業負担を大きく減らすことができます。
例えば、ポリカーボネート波板やアスファルトシングルは非常に軽く、DIY初心者でも比較的容易に扱えます。
こうした軽量素材を選ぶことで施工ミスのリスクも抑えられ、安心して作業を進めることが可能になります。
屋根材をDIYで施工する場合、現場での加工のしやすさは欠かせないポイントです。
屋根の形状やサイズに合わせてカットしたり、微調整を加えたりする工程が発生するため、加工が難しい素材では施工がスムーズに進みません。
アスファルトシングルはカッターひとつで簡単にカットできるうえ柔軟性もあるため、初心者にも扱いやすい代表的な素材です。
ポリカーボネート波板も同様に、一般的な工具で簡単に加工可能です。
現場加工がしやすい屋根材を選ぶことで作業効率も高まり、理想通りの仕上がりを実現しやすくなります。
DIYで屋根材を選ぶ際は、素材の性能だけでなく「購入のしやすさ」も見逃せないポイントです。
必要な量をすぐに手に入れられないと、施工計画に支障をきたすことがあります。
その点、ホームセンターやオンラインショップで手軽に入手できる屋根材は非常に便利です。
アスファルトシングルやポリカーボネート波板、トタン波板などは、カインズやコメリといった身近なホームセンターでも豊富に取り扱われており、必要なときにすぐ購入可能です。
購入しやすい屋根材を選べば材料調達の手間を省き、DIY作業にスムーズに取りかかることができます。
ひと口に屋根材といっても、オンデュリンやアスファルトシングル、ポリカーボネート波板など、DIYに人気の素材は多岐にわたります。
それぞれに異なる特徴があり、使い方や仕上がりに差が出るため、事前にしっかり把握しておくことが大切です。
この章では、代表的なDIY向け屋根材の種類ごとにメリットや注意点をわかりやすく紹介します。
オンデュリンは、再生繊維にアスファルトを浸透させて作られた軽量で柔軟性のある波形屋根材です。
見た目がナチュラルで温かみがあり、住宅や物置、ガーデンハウスなど幅広い用途に人気です。
DIYに適している理由は、工具で簡単にカットでき、釘やビスで手軽に固定できる施工性の高さにあります。
また、防水性や耐久性にも優れ、色あせしにくいのも魅力です。
強風地域や豪雪地域では耐候性の面でやや注意が必要ですが、総じて初心者にも扱いやすく、コストパフォーマンスに優れた屋根材といえます。
アスファルトシングルは、ガラス繊維基材にアスファルトを染み込ませたシート状の屋根材です。
非常に軽く柔軟でカッターなどで簡単にカットできるため、DIYでも施工しやすいのが特長です。
また、釘や接着剤を使って貼り付けるだけで固定可能で、複雑な屋根形状にも対応しやすいメリットがあります。
デザインや色も豊富で、見た目のカスタマイズが楽しめる点も人気の理由です。
ただし、金属系と比べると耐久年数はやや短めで、定期的なメンテナンスが必要です。
コストと施工性のバランスが良く、DIY初心者にもおすすめできる素材です。
ポリカーボネート波板は、透明または半透明の軽量プラスチック製屋根材で、優れた透光性と耐衝撃性が特長です。
DIYではカーポートやテラス、物置の屋根などで多く利用されています。
ハサミやノコギリで簡単にカットできるため、施工の自由度が高く、初心者にも扱いやすい素材です。
また、紫外線カット機能がある製品も多く、屋根下を快適に保つ効果も期待できます。
ただし、表面が傷つきやすく、強風時には音が気になることがあるため、設置場所に注意が必要です。
手軽さと機能性を兼ね備えた、非常に実用的なDIY向け屋根材です。
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金でコーティングされた鋼板で、優れた耐久性と耐食性を持つ屋根材です。
近年は住宅の屋根材として非常に人気があり、スタイリッシュなデザインも魅力のひとつです。
DIYでも使用可能ですが、加工には金切バサミや専用工具が必要で、固定にも下地やビス留めなど正確な施工が必要なため、やや中・上級者向けといえます。
ただし、耐久性が高くメンテナンスが少ない点は大きなメリットです。
長く使いたい方や見た目にもこだわりたい方には有力な屋根材となるでしょう。
トタン波板は、亜鉛メッキされた鉄板を波形に成形した屋根材で、昔から倉庫や物置などで多用されています。
価格が安価なため、費用を抑えたい場合にも適していますが、耐久性はやや劣り、サビやすいというデメリットがあります。
最近ではカラートタンなど防錆効果を高めた製品も出てきていますが、定期的な塗装やメンテナンスは欠かせません。
短期間で費用を抑えて施工したいDIY用途には有効な屋根材です。
DIYで理想的な屋根を実現するためには、単に人気の素材を選ぶだけでは不十分です。
耐久性やメンテナンス性、価格と予算のバランス、さらにはデザイン性など、さまざまな要素を総合的に考慮する必要があります。
この章では、失敗しない屋根材選びのために押さえておくべき3つのポイントを詳しく解説します。
DIYで屋根材を選ぶ際、耐久性とメンテナンス性は見逃せないポイントです。
施工が比較的簡単な屋根材でも、すぐに劣化してしまっては意味がありません。
例えば、アスファルトシングルは施工性に優れますが、ガルバリウム鋼板と比べると耐用年数が短く、定期的なメンテナンスが必要です。
一方で、ガルバリウム鋼板やオンデュリンは耐久性が高く、長期間メンテナンスの手間が少ないメリットがあります。
DIYでは施工の手軽さを重視しがちですが、施工後の管理も考慮して、耐久性のある素材を選ぶことが結果的に手間やコストを抑えることにつながります。
DIYの大きな目的のひとつは「コストを抑えること」ですが、単に安価な屋根材を選ぶだけでは失敗する恐れがあります。
例えば、トタン波板は非常に安価ですが、耐久性やサビにくさではガルバリウム鋼板に劣ります。
安さだけで選ぶと結果的にメンテナンスや交換の頻度が増え、総コストが高くなるケースも少なくありません。
一方、アスファルトシングルのように手頃な価格で扱いやすく、適度な耐久性を持つ屋根材はDIYでもバランスの良い屋根材となります。
価格だけでなく、性能や寿命を含めたトータルコストを意識して選ぶことが大切です。
屋根は家や建物の印象を大きく左右する要素のひとつです。
そのため、DIYでも機能性だけでなくデザイン性にもこだわりたいところです。
オンデュリンやアスファルトシングルはカラーやデザインのバリエーションが豊富で、好みや建物のスタイルに合わせた選択がしやすい素材です。
一方で、トタン波板やガルバリウム鋼板は無機質な印象になりがちなため、シンプルさやシャープなデザインを好む方に向いています。
機能性と同時に見た目の満足度も意識することで、DIYの達成感や完成後の満足度が格段に高まります。
用途や好みに合ったデザイン選びも忘れずに行いましょう。
この記事のまとめ!
- DIYに向いている屋根材は、軽量・加工しやすい・購入しやすいことが重要
- オンデュリン、アスファルトシングル、ポリカーボネート波板などはDIY初心者でも扱いやすい
- ガルバリウム鋼板は耐久性が高いが、加工難度が高く中〜上級者向き
- 屋根材選びでは、耐久性・価格・デザインのバランスを意識することが大切
- 用途や好みに合わせて最適な屋根材を選ぶこと
DIYでの屋根材選びは、軽量で扱いやすいこと、加工のしやすさ、購入のしやすさが重要なポイントです。
オンデュリンやアスファルトシングルなど、初心者でも施工しやすい素材を選べば作業もスムーズに進みます。
耐久性やデザイン性、コストのバランスを考慮して、用途に最適な屋根材を選ぶことで、DIYでも理想の屋根が実現できます。
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そのため、リフォーム工事の中でも比較的高額な費用が発生する工事になります。
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