雨漏りと雨漏れの違いとは?正しい使い分けと原因・対策も解説!

雨漏りと雨漏れの違いとは?正しい使い分けと原因・対策も解説!

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「雨漏り」と「雨漏れ」、どちらの表記が正しいのか疑問に思ったことはありませんか?

建築やリフォームの現場では「雨漏り」が一般的に使われますが、インターネット上では「雨漏れ」と書かれることもあります。

本記事では、この二つの言葉の違いを明確にし、雨漏りの原因や対策について詳しく解説していきます。

雨漏りは放置すると建物の劣化を早め修繕費用も高額になるため、早めの対応が大切です。

正しい知識を身につけ、適切な対策を行いましょう。

この記事の監修者

株式会社ライフ総建 取締役

佐藤 勇太

さとう ゆうた

プロフィール

塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。

雨漏りと雨漏れの違いとは?

「雨漏り」と「雨漏れ」、この二つの言葉を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?

どちらも「建物の中に雨水が入り込む」という意味で使われることがありますが、実は正式な表記とそうでない表記が存在します。

この章では、「雨漏り」と「雨漏れ」の正しい使い分けや、それぞれの意味について詳しく解説します。

言葉の定義(雨漏りの正しい読み方)

「雨漏り」とは、屋根や外壁の隙間から雨水が建物内部に浸入する現象を指し、正しい読み方は「あまもり」です。

一方、「雨漏れ」という表記は誤用とされ、公式な文書や建築業界では使用されません。

「漏れ」は動詞「漏れる」の名詞形ですが、日本語としては「雨漏り」という名詞が一般的に使われます。

国語辞典や専門書でも「雨漏り」が正式な表記として記載されており、適切な表現を使うことが大切です。

実際の使用例

「雨漏り」という言葉は、建築業界や公的機関の書類で広く使用されており、屋根修理やリフォーム業者の広告や施工事例にも記載されています。

一方、「雨漏れ」は、個人ブログやSNSなどで見かけることがありますが、正式な表記ではありません。

日常会話では「雨漏れしている」といった表現が使われることもありますが、これはあくまで口語的な言い回しであり、文書では「雨漏り」と書くのが適切です。

雨漏れは方言なのか?

「雨漏れ」という表現は、一部の地域で使われることがありますが、特定の方言ではなく、誤った表記が広まったものと考えられます。

特に関西や東北地方では「雨漏れ」という言葉を耳にすることがありますが、建築業界や公的文書では「雨漏り」が正式な表記とされています。

地域によっては日常会話で使われる場合もありますが、正しい表現を知り、適切に使い分けることが重要です。

雨漏りが発生する主な原因

雨漏りは、建物の構造や環境によってさまざまな原因で発生します。

特に屋根や外壁の劣化、シーリング材のひび割れ、防水層の破損などが雨水の浸入経路となることが多いです。

この章では、雨漏りが起こる主な原因を詳しく解説し、どのような点に注意すべきかを紹介します。

雨漏りを未然に防ぐためにも、建物のチェックポイントを押さえておきましょう。

屋根・外壁の劣化や破損

屋根や外壁は、長年の風雨や紫外線の影響で徐々に劣化し、ひび割れやズレが生じることがあります。

これにより隙間ができ、雨水が侵入すると雨漏りの原因となります。

特に、瓦やスレート屋根のズレ、金属屋根の錆び、外壁のひび割れは注意が必要です。

定期的な点検を行い、損傷が軽微なうちに補修することで、大規模な雨漏り被害を防ぐことができます。

シーリング材の劣化

外壁や窓の隙間を埋めるシーリング材(コーキング)は、経年劣化によって硬化・ひび割れを起こします。

これにより、建物の防水機能が低下し、雨水が内部へ浸入しやすくなります。

特に築10年以上経過した建物では、シーリングの劣化が進んでいる可能性が高いため、定期的に点検し劣化が見られる場合は早めに補修や打ち直しを行うことが大切です。

ベランダやバルコニーの防水層の劣化

ベランダやバルコニーの床には、防水層が施されていますが、経年劣化やひび割れによって防水機能が低下すると、雨水が浸透しやすくなります。

特に防水シートの剥がれやFRP防水のひび割れが進行すると、下階へ雨漏りするリスクが高まります。

定期的に表面の状態を確認し、ひび割れや剥がれを見つけたら、防水塗装やシートの補修を早めに行うことが重要です。

雨樋の詰まりや破損

雨樋は屋根の雨水を適切に排水する役割を担っていますが、落ち葉やゴミが詰まると排水が滞り、溢れた水が屋根や外壁に浸透することで雨漏りの原因となります。

また、強風や経年劣化による破損が生じると、排水機能が低下し、周囲の建材に悪影響を及ぼします。

定期的に雨樋を点検し、詰まりを除去することで、雨漏りのリスクを低減できます。

雨漏りの対策と修理方法

雨漏りを発見したら、できるだけ早く対処することが大切です。

放置すると建物の劣化が進み、修理費用も高額になってしまう可能性があります。

この章では、雨漏りが発生した際に自分でできる応急処置や、専門業者に依頼すべきケースについて詳しく解説します。

また、雨漏りを未然に防ぐための定期的なメンテナンス方法についても紹介しますので、長く快適に住み続けるための参考にしてください。

自分でできる応急処置

雨漏りを発見したら、まずは被害の拡大を防ぐための応急処置を行いましょう。

屋根や外壁の隙間には防水テープやコーキング剤を使用し、一時的に雨水の侵入を防ぐことができます。

また、室内に水が漏れている場合は、バケツやタオルを使って水を受け止め、床や家具への被害を最小限に抑えましょう。

屋根の破損が疑われる場合は、ブルーシートを被せて応急処置をするのも有効ですが、安全には十分注意が必要です。

プロに依頼すべきケース

応急処置では対応できない場合や、雨漏りの原因が特定できない場合は、専門業者に依頼するのが適切です。

特に屋根全体の劣化や防水層の破損が疑われる場合、DIYでは修理が難しく、適切な処置を行わないとさらなる被害を招く可能性があります。

また、雨漏りの原因が複数箇所にわたる場合や、建物の構造に影響を及ぼしている場合は、プロによる詳細な診断と適切な修理が必要です。

雨漏りを防ぐための定期メンテナンス

雨漏りを未然に防ぐためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。

屋根や外壁は5年ごとに点検し、ひび割れや劣化がないか確認しましょう。

シーリング材の劣化は築10年を目安に打ち直しを行い、雨樋の詰まりは定期的に掃除することが重要です。

また、防水層の塗り直しも定期的に行うことで、ベランダやバルコニーからの雨水浸入を防ぐことができます。

早めのメンテナンスが、大規模修繕のリスクを減らす鍵となります。

まとめ:雨漏りと雨漏れの違いを正しく理解しよう!

この記事のまとめ!

  • 正しい表記は「雨漏り」であり、「雨漏れ」は誤用
  • 雨漏りの主な原因は、屋根や外壁の劣化、シーリングの劣化、防水層の破損など
  • 早めの点検と修理が建物を長持ちさせる鍵

雨漏りを防ぐためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。

気になる症状があれば、早めに専門業者に相談しましょう。