樹脂サイディングで雨漏りする?原因と対策を詳しく解説!

樹脂サイディングで雨漏りする?原因と対策を詳しく解説!

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樹脂サイディングは軽量で耐久性が高く、メンテナンスが容易な外壁材として人気があります。

しかし、「樹脂サイディングでも雨漏りするの?」と疑問を抱く方もいるでしょう。

結論から言うと、適切に施工されていれば雨漏りのリスクは低いものの、施工不良や経年劣化などが原因で雨漏りが発生することがあります。

この記事では、樹脂サイディングで雨漏りが発生する原因や対策、そして雨漏りした際の対処法について詳しく解説します。

この記事の監修者

株式会社ライフ総建 取締役

佐藤 勇太

さとう ゆうた

プロフィール

塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。

樹脂サイディングで雨漏りが発生する原因

樹脂サイディングは、耐久性や防水性に優れた外壁材ですが、施工や環境によっては雨漏りのリスクがあります。

「樹脂サイディングだから絶対に雨漏りしない」と思っていると、思わぬトラブルに見舞われることも。

では、なぜ樹脂サイディングで雨漏りが発生するのでしょうか?

ここでは、施工不良や経年劣化、通気不足など、雨漏りの主な原因について詳しく解説します。

施工不良

樹脂サイディングで雨漏りが発生する主な原因の一つが施工不良です。

特に防水シートの不備、施工の誤りが原因で雨水が侵入しやすくなります。

施工時に防水処理が適切に行われていないと、わずかな隙間から雨水が入り込み、建物内部の木材が腐食する可能性があります。

施工後すぐに雨漏りが発生する場合は施工不良の可能性が高いため、早めに業者へ相談することが重要です。

経年劣化

樹脂サイディング自体は耐久性が高いものの、時間の経過とともにサイディングの変形が起こることがあります。

ひび割れたり剥がれたりすると、そこから雨水が浸入しやすくなります。

また、長年の温度変化による膨張・収縮でサイディングが反ったり隙間が生じたりすると雨漏りの原因となります。

定期的な点検と早めの補修が、雨漏りを防ぐために欠かせません。

換気や通気の不足

樹脂サイディングの裏側には通気層を設けるのが一般的ですが、これが適切に確保されていないと内部結露が発生し、建物の耐久性を損なう原因となります。

湿気がこもることで防水シートが劣化しやすくなり、結果的に雨漏りのリスクが高まります。

適切な換気や通気を確保するためには、施工時の設計が重要であり、特に外壁の通気層や屋根・軒裏の換気口の有無をチェックすることが必要です。

外壁以外の影響(屋根・ベランダなど)

樹脂サイディング自体に問題がなくても、屋根やベランダ、防水層の劣化によって雨漏りが発生することがあります。

例えば、屋根の防水シートや瓦のズレ、ベランダの排水不良による水溜まりなどが、外壁内に水を浸入させる原因となることもあります。

外壁の雨漏りを防ぐためには、屋根やベランダなど外壁以外の部分の点検・メンテナンスも欠かせません。

雨漏りの発生源を正しく特定することが重要です。

樹脂サイディングで雨漏りが発生した場合の対処法

もし樹脂サイディングの外壁で雨漏りが発生してしまったら、どうすればよいのでしょうか?

「とりあえずコーキングで埋めればいい」と安易に考えるのは危険です。

適切な応急処置を行い、できるだけ早く専門業者に相談することが大切です。

放置すると建物の構造体にダメージを与え、修理費用も高額になる可能性があります。

ここでは、雨漏りが発生した際の正しい対処法について解説します。

一時的な応急処置を行う

樹脂サイディングで雨漏りが発生した場合、すぐに修理できない場合でも一時的な応急処置を行うことが重要です。

具体的には、コーキング材で隙間を埋める、防水テープを貼る、ブルーシートで覆うなどの方法があります。

ただし、これらはあくまで応急処置であり、根本的な解決にはなりません。

応急処置をした後は、なるべく早く専門業者に点検を依頼し適切な修理を行うことが大切です。

専門業者に相談する

雨漏りの原因を特定するのは難しく、誤った処置をすると被害が拡大する可能性があります。

そのため、雨漏りを確認したら早めに専門業者へ相談することが重要です。

業者に相談する際は、雨漏りの発生状況や時期、雨が降った時の状態などを詳しく伝えるとスムーズです。

早めに対応すれば被害の拡大を防ぎ、修理費用も抑えられます。

信頼できる業者を選び、適切な補修を依頼しましょう。

放置するとどうなるか

雨漏りを放置すると、建物の内部に水が浸入し、柱や梁の腐食、カビの発生、断熱材の劣化など深刻な被害を引き起こします。

特に木造住宅では、長期間放置すると構造体の強度が低下し、耐震性にも影響を及ぼす可能性があります。

また、修理が遅れるほど補修範囲が広がり、修理費用も高額になってしまいます。

小さな雨漏りでも早めに対処することが、建物を長持ちさせるためには不可欠です。

樹脂サイディングの雨漏りを防ぐための対策

樹脂サイディングの雨漏りを防ぐためには、施工時のポイントや日頃のメンテナンスが重要です。

信頼できる業者に依頼し、定期的に外装の状態をチェックすることで、雨漏りのリスクを大幅に減らすことができます。

ここでは、樹脂サイディングの雨漏りを未然に防ぐための具体的な対策について詳しく解説します。

信頼できる施工業者を選ぶ

樹脂サイディングの雨漏りを防ぐためには、施工の品質が重要です。

信頼できる業者を選ぶ際は、外壁工事の実績が豊富であること、施工保証があること、口コミや評判が良いことを確認しましょう。

また、見積もりを複数の業者から取り、施工内容を比較することも大切です。

安価な業者を選ぶと施工不良のリスクが高まるため、価格だけで判断せず、丁寧な説明をしてくれる業者を選ぶことが成功のカギとなります。

定期的なメンテナンスを実施する

樹脂サイディングは耐久性が高く、比較的メンテナンスの手間が少ない外壁材ですが、建物全体の防水性能を維持するためには定期的な点検が欠かせません。

特に屋根やベランダ、窓枠などの防水処理が劣化すると、そこから雨水が侵入し、結果的に外壁内部の雨漏りにつながる可能性があります。

樹脂サイディングに問題がなくても、他の部分の劣化を放置すると被害が広がるため、建物全体を定期的に点検し、必要に応じてメンテナンスを行いましょう。

まとめ:樹脂サイディングの雨漏りは早期に修理しよう!

この記事のまとめ!

  • 施工不良や経年劣化により雨漏りが発生することがある
  • 雨漏りが発生した際は早めに専門業者へ相談することが重要
  • 雨漏りを防ぐには信頼できる施工業者を選ぶことが大切
  • 建物全体のメンテナンスを定期的に実施することが大切

樹脂サイディングは耐久性が高い外壁材ですが、施工不良や経年劣化によって雨漏りが発生することがあります。

雨漏りを防ぐためには、信頼できる施工業者を選び、定期的なメンテナンスを行うことも大切です。

もし雨漏りが発生した場合は、早めに専門業者に相談し適切な対応を行いましょう。

樹脂サイディングの外壁を長持ちさせるために、適切な管理を心がけてください。