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外壁の塗装が剥がれてきたけれど、業者に依頼するほどではない…。
そんなとき、自分で一部だけDIY補修する方法を知っておくと、費用を抑えながら家の美観を保つことができます。
本記事では、 「外壁塗装を一部だけDIYで補修する方法」 を詳しく解説します。
必要な道具や塗料の選び方、補修手順、失敗しないためのポイントまで網羅しているので、ぜひ参考にしてください。

株式会社ライフ総建 取締役
佐藤 勇太
さとう ゆうた
塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。
外壁の一部が剥がれたり、ひび割れたりしているのを見つけたとき、「この部分だけ直したい」と思うことはありませんか?
業者に頼むと費用がかさみますが、 軽微な補修ならDIYでも十分対応可能 です。
この章では、 塗装の剥がれ・ひび割れ・モルタルの剥がれ の3つの補修方法を詳しく解説します。
DIYで外壁をメンテナンスして、美観と耐久性を維持しましょう!
外壁の塗装が剥がれると美観が損なわれるだけでなく、下地が露出して劣化が進行する原因になります。
特に小さな剥がれを放置すると雨水が浸入し、外壁材の損傷につながる可能性があります。
応急処置としては、 剥がれた部分を整え適切な塗料を使って補修することが重要です。
塗装方法には、ハケやローラーなどを使用して補修するのが一般的です。
外壁のひび割れ(クラック)は、放置すると雨水が入り込み、 壁の内部が劣化する原因 になります。
微細なひび割れのヘアークラックは比較的簡単にDIY補修が可能ですが、構造クラックになると慎重な対応が必要です。
ひび割れ補修には、 パテやコーキング材を使用し表面をなめらかに整える方法があります。
適切な補修を行うことで雨水の浸入を防ぎ、外壁の耐久性を維持させましょう。
モルタル外壁は、経年劣化や地震の影響で部分的に剥がれることがあります。
この状態を放置すると雨水や湿気が内部に入り込み、さらに大きなダメージを引き起こします。
DIYで補修する際は、剥がれた部分をしっかり取り除き、新たにモルタルを塗り直すことが基本です。
補修後は塗装を施して周囲となじませることで、見た目の違和感を抑えながら、しっかりと保護することが大切です。
DIYで外壁塗装をするには、適切な道具や材料を揃えることが重要です。
「最低限、何が必要なのか?」 「どんな塗料を選べばいいのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。
この章では、 補修作業に必要な道具や適した塗料・補修材の選び方を解説します。
準備をしっかり整えることで仕上がりのクオリティが向上させ、長持ちする補修を実現させましょう。
外壁塗装を一部だけDIYで補修するには、適切な道具を揃えることが大切です。
基本的な道具として、 ハケ・ローラーなどの塗装用具が必要です。
また、 サンドペーパーやスクレーパーで剥がれた塗装を削り、 ヘラやゴムベラ、こてなどを用いてで補修材を均一に伸ばします。
さらに、 マスキングテープや養生シート、マスカーを活用すれば、周囲を汚さずに作業できます。
外壁塗装の補修に使用する塗料は、 耐久性・撥水性・密着性 を考慮して選ぶことが重要です。
DIYで扱いやすいのは、基本的に水性塗料です。
補修部分が周囲の色となじむよう、事前にカラーサンプルで確認しておきましょう。
また、下地との密着を高めるために、プライマー(下塗り材)を使用することで、剥がれにくい仕上がりになります。
外壁補修には、補修する箇所に適した材料を選ぶことが大切です。
パテは細かいひび割れ(ヘアークラック)や小さな穴に最適で、乾燥後に塗装できます。
コーキング材は弾力性があり、大きめのひび割れの補修に向いています。
なお、コーキングを使用する際には「変成シリコン」または「ウレタン系」を使用すると良いでしょう。
モルタルは、剥がれたモルタル壁を補修する際に使用し、しっかりと下地を形成できます。
それぞれの特性を理解し、適切な材料を選ぶことで補修の耐久性が向上します。
DIYで外壁補修をする際の費用は、補修範囲や使用する材料によって異なります。
塗料代は約3,000〜5,000円、補修材(パテ・コーキング・モルタル)は1,000〜3,000円程度です。
さらに、道具代(ローラー・ハケ・マスキングテープなど)が3,000〜10,000円かかることが多いです。
補修範囲にもよりますが、合計すると約10,000〜20,000円でDIY補修が可能です。
ただし、作業の難易度を考慮しつつ、業者に依頼する場合との比較も検討するとよいでしょう。
外壁塗装を一部だけDIYで行う際、 「どのような手順で進めればいいのか?」 という疑問を持つ方も多いでしょう。
適切な工程を踏まないとすぐに塗装が剥がれたり、色ムラが目立ったりする原因になります。
この章では、「下準備」「下塗り」「仕上げ塗装」の3ステップに分けて、失敗しない補修手順を詳しく解説します。
正しい手順を守ることで、美しく長持ちする仕上がりを実現 しましょう!
外壁塗装の補修を成功させるためには、下準備が最も重要です。
まず、補修部分の汚れ・カビ・ホコリをブラシや高圧洗浄機でしっかり落とすことが大切です。
次に、剥がれた塗膜や浮いたモルタルをスクレーパーやサンドペーパーで削り取り、表面をなめらかに整える必要があります。
ひび割れがある場合はコーキング材やパテを使って補修し、完全に乾燥させることが重要です。
最後に周囲を養生シートで覆い、塗料の飛び散りを防ぐ準備をすることで作業がスムーズになります。
塗装を長持ちさせるためには、下塗り(プライマー塗布)が必須です。
プライマーは補修部分と塗料の密着性を高め、剥がれにくい仕上がりを実現する役割を持っています。
補修箇所が広範囲の場合はローラーで均一に塗布し、小さい部分にはハケを使用すると塗りやすいです。
特に、モルタルやコンクリートの補修部分には、しっかりとプライマーを塗り込むことが大切です。
塗布後は、完全に乾燥するまで待つ(通常4〜6時間)ことで、仕上げ塗装がきれいに定着します。
プライマーが乾燥したら、仕上げ塗装を行います。
塗装方法はハケ・ローラーなどがありますが、補修部分の広さに応じて使い分けます。
1回目の塗装後は完全に乾燥させ、2回目の重ね塗りを行うことでムラを防ぎ耐久性を向上させます。
塗装後は完全に乾燥するまで触れず、養生を丁寧に剥がすようにしましょう。
DIYで外壁塗装をする際には、 いくつかの注意点を押さえておくことが大切です。
「剥がれを放置するとどうなるのか?」「色ムラや塗装剥がれを防ぐには?」「DIYでは対応できない場合はどうすればいいのか?」など、事前に知っておけば失敗を防ぎ、補修後の仕上がりを美しく保つことができます。
この章では、外壁塗装DIYのリスクや成功させるためのポイントについて詳しく解説します!
外壁塗装の剥がれを放置すると、雨水が直接外壁材に浸透し、建物の劣化が加速する可能性があります。
特にモルタルや木材の外壁は、水分を吸収しやすいため、カビ・腐食・ひび割れの原因になります。
また、剥がれた箇所が広がると最終的に大規模な補修が必要になり、DIYでは対応しきれなくなることも。
早めに補修することで修理費用を抑え建物の耐久性を維持できるため、小さな剥がれでも放置せず、適切な対処をすることが大切です。
DIYで外壁塗装を行う際、色ムラや塗装の剥がれが起こる原因は、下準備不足や塗装技術の差によるものが大きいです。
塗装前にしっかりと下地処理を行い、プライマーを塗布することで塗料の密着性を向上させることが重要です。
また、塗料は一度に厚塗りせず、薄く均一に2〜3回重ね塗りすることで美しく仕上がります。
補修部分の色を周囲と合わせるためには、同じメーカー・品番の塗料を選ぶか、試し塗りをして微調整するとよいでしょう。
DIYで外壁補修を試みたものの、色ムラがひどい・塗装がすぐに剥がれる・補修部分が目立つなど、うまくいかないケースもあります。
また、補修範囲が想定より広がった場合や、ひび割れが深刻な場合はDIYでは限界があるため、専門業者に相談するのが最善策です。
特に外壁の内部までダメージが進行している場合は、表面の塗装だけでは解決できないため、無理にDIYを続けず、適切な処置を施してもらうことが大切です。
この記事のまとめ!
- 外壁塗装の一部補修はDIYで可能
- 剥がれ・ひび割れ・モルタル補修 の3つの方法がある
- 塗装前の下準備とプライマー塗布が仕上がりを左右する
- 剥がれを放置すると建物の劣化が進行する
- DIYで対応しきれない場合は無理せず業者に相談する
外壁塗装のDIY補修は、「小さな塗装剥がれ」や「ひび割れの補修」に適しています。
ただし、広範囲の剥がれや劣化が激しい場合は業者に依頼する方が確実です。
適切な道具と手順を守り、無理のない範囲でDIYを行いましょう!