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外壁材として多くの住宅に使用されている「窯業系サイディング」。
しかし、築年数の古い建物では「アスベスト(石綿)」が含まれている可能性があることをご存知でしょうか?
アスベストはその優れた耐火性・断熱性からかつては建材として広く使われていましたが、深刻な健康被害を引き起こすことから現在では使用が禁止されています。
本記事では、窯業系サイディングとアスベストの関係性をはじめ、含有の見分け方や注意点、相談先まで徹底的に解説します。

株式会社ライフ総建 取締役
佐藤 勇太
さとう ゆうた
塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。
現在の住宅でも広く使われている「窯業系サイディング」ですが、実はかつて「アスベスト(石綿)」が含まれていた時期があることをご存知でしょうか?
この章では、なぜ窯業系サイディングにアスベストが使われていたのか、そしてアスベストが社会問題となった背景について詳しく解説します。
アスベスト(石綿)は、耐火性・断熱性・防音性に優れた天然鉱物で、加工しやすく価格も安価なため、1970年代から1990年代にかけて多くの建材に使用されてきました。
特に窯業系サイディングでは、セメントの補強材としてアスベストが混合され、割れにくく耐久性の高い外壁材として重宝されていました。
当時は、その便利さから建設業界で広く採用されていたということです。
アスベストは非常に細かい繊維状の物質で、空気中に飛散しやすく、一度吸い込むと肺に長期間留まり、健康被害を引き起こすことが分かっています。
特に中皮腫や肺がんなどの深刻な病気との関連が明らかになり、社会問題となりました。
こうした健康被害は数十年の潜伏期間を経て発症するため、使用当初はその危険性が十分に認識されていなかった側面があります。
アスベストの健康被害が広く知られるようになった今では、建材への使用は禁止されています。
しかし、過去に建てられた住宅には、まだアスベストが含まれている可能性が残されています。
この章では、窯業系サイディングにアスベストが使用されていた具体的な期間と、法規制の変遷について整理していきます。
窯業系サイディングにアスベストが使用されていたのは、主に1970年代から2004年までの期間です。
この時期は建材としてのアスベストの利便性が重視され、多くの住宅や建物で外壁材として利用されていました。
しかし、1990年代になると健康被害の実態が広く知られるようになり、その使用量は徐々に減少していきますが、2004年までは一部で使用が継続されていました。
そのため、2004年以前に製造された製品には、基本的にアスベストが含まれている可能性があります。
アスベストの危険性が社会的に強く認識されるようになると、国は段階的に使用を規制していきました。
そして2006年、「労働安全衛生法施行令」や「石綿障害予防規則」などの法整備により、アスベストを0.1%以上含むすべての製品の製造・輸入・使用が禁止されました。
これにより、窯業系サイディングを含むすべての建材から、アスベストは完全に排除されることとなります。
つまり、2006年以降に製造された窯業系サイディングにはアスベストは含まれておらず、現在流通している製品はすべて「ノンアスベスト」となっています。
そのため、近年建築された住宅であればアスベストの心配はほとんどありませんが、2006年以前の建物には注意が必要です。
「うちの外壁にもアスベストが含まれているのでは…?」と不安に思っても、実際にどう確認すればよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
この章では、建築年代や製造番号、公式データベースなどを使って、アスベストの有無を見分ける具体的な方法を紹介します。
アスベストの有無を判断する際、まず参考になるのが建物の「建築年代」です。
一般的に、2006年以前に建てられた住宅にはアスベスト含有建材が使われている可能性があります。
とくに1970〜1990年代の住宅は注意が必要です。
一方で、2006年以降に着工・建築された住宅であれば、アスベストの使用は禁止されているため、基本的には含まれていません。
ただし、建築時に在庫品を使用していたケースもあり、100%の判断材料とは言えないため、あくまで目安として捉えましょう。
窯業系サイディングの製造番号(ロット番号)や品番が分かれば、より正確にアスベストの有無を確認できます。
これらの情報は、外壁材の裏面や施工記録、引き渡し時の書類などに記載されていることがあります。
番号が確認できた場合は、製造元の建材メーカーに問い合わせることで、対象製品にアスベストが含まれているかどうかを教えてもらえます。
「石綿含有建材データベース」は、厚生労働省や国土交通省の支援により作成された公式情報サイトで、過去に流通した建材のアスベスト含有状況を調べることができます。
製品名や品番、製造年を入力することで、該当する建材がアスベストを含んでいたかどうかを確認できます。
DIYやリフォーム前の判断材料として非常に有効で、誰でも無料で利用できる便利なツールなため、調査の第一歩として活用しましょう。
アスベストの含有が疑われる場合、自分で判断するのは非常に危険です。
正確な情報を得るには、信頼できる相談先や専門家に問い合わせることが大切です。
この章では、地方自治体の窓口や信頼できるリフォーム業者など、実際に頼れる調査・相談先を紹介します。
アスベストに関する不安がある場合は、まずお住まいの地方自治体に相談してみましょう。
多くの自治体には専門の相談窓口が設けられており、含有の調査方法や適切な対応策、必要な手続きについてアドバイスを受けられます。
また、一部の自治体では、調査費用の補助制度が整っていることもあります。
自己判断で動く前に、まずは公的な情報を確認することが安心につながります。
外壁のリフォームや改修を検討している場合は、経験豊富な専門業者に相談するのが安全です。
アスベストの見極めや、必要な調査・分析を適切に行える業者であれば、法令に沿った安全な対応が期待できます。
万が一アスベストが含まれていた場合も、飛散を防ぐ工法での撤去や、届出・処理などの手続きも一括して任せられるため、トラブルを避けたい方には心強い存在です。
ただし、全ての業者がアスベストの知識が豊富と言うことではないので、慎重に業者選びは行いましょう。
この記事のまとめ!
- 1970年代~2004年頃までアスベストが使用されていた可能性がある
- 2006年以降はアスベストの使用が全面禁止されている
- 建築年代、製造番号、データベースの活用で見分けることができる
- 不安な場合は自治体の相談窓口や専門業者に相談することが大切
窯業系サイディングには過去にアスベストが使用されていた可能性があり、特に2006年以前に建てられた住宅では注意が必要です。
建築年代や製造番号、公式データベースを活用して確認し、不安がある場合は自治体や専門業者に相談することが大切です。
外装リフォームはクロスの張り替えのような工事とは違い、足場を設置した大掛かりな工事です。
そのため、リフォーム工事の中でも比較的高額な費用が発生する工事になります。
リフォーム費用を抑えるためには、以下のような方法があります。
- 複数業者から相見積もりを取得して価格を比較する
- 国や自治体の補助金・助成金制度を活用する
しかし、ひとくちに業者といっても無数に存在するため、どの業者を選べば良いのか迷っているという方も少なくありません。
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