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富山・石川・福井など北陸の住宅では、冬になると屋根に雪が積もるだけでなく、屋根からの落雪によって雨どいやカーポートなどが壊れることがあります。
雪害対策は、大雪が降ってから始めるより、雪のない時期に住宅の弱点を確認しておくことが重要です。
富山では冬季に継続して降雪・積雪があります。
気象庁の1991~2020年平年値を見ると、富山では1月上旬・中旬・下旬を通じて降雪があり、最深積雪の平年値も1月下旬で31cmとなっています。
年によってはこれを大きく上回ることもあります。
雨どいは屋根の端にあるため、
- 屋根雪
- 落雪
- 雪の重み
の影響を受けやすい部分です。
冬前には、
- 金具が緩んでいないか
- 雨どいが傾いていないか
- ひび割れていないか
- 詰まりがないか
を確認します。
屋根雪の荷重がかかるだけでなく、雨どいと一緒に損傷する場合があります。
雪止めは屋根から雪が一気に落ちるリスクを減らす設備です。
ただし屋根材、勾配、雪の量などによって必要な設備は異なります。
自己流で屋根に登って取り付けるのではなく、施工業者へ確認しましょう。
住宅屋根からの落雪位置にカーポートがあると、カーポート自身の積雪に加えて大量の雪が落ちてくる可能性があります。
特に新しくカーポートを設置するときは、住宅屋根との位置関係も考慮したいところです。
雪の降り方が落ち着いたら、地上から住宅を確認します。
- 雨どいが曲がっていないか
- 軒先が変形していないか
- 屋根材が落ちていないか
- カーポートが傾いていないか
- 外壁に新しい傷がないか
- 室内に雨染みがないか
異常を見つけても、自分で屋根へ上るのは絶対に避けてください。北陸のような豪雪地帯だと、昔はよく屋根に上って屋根雪を落とすこともありましたが、今の時代それを行うのは危険です。
屋根に雪が残っている間は気付かず、春先に雪が解けてきて初めて雨漏りとして現れることがあります。
天井や壁に、
- 新しい染み
- クロスの浮き
- 水滴
- カビ臭
などがないか確認します。
雪による突発的な住宅損害については、加入している火災保険の雪災補償が使える可能性があります。
一方、自然の消耗や経年劣化などによる損害は対象外です。
被害を見つけたら、
- 写真を撮る
- 発見日を記録する
- 保険契約を確認する
- 保険会社または代理店へ相談する
- 必要に応じて修理見積もりを取る
という順で進めましょう。
北陸の雪害対策では、
- 冬前に雨どい・屋根・雪止めを確認
- カーポートと落雪位置を確認
- 大雪後に地上から住宅を点検
- 異常があっても屋根へ上らない
ことが基本です。
住宅の傷みが小さいうちに見つけることが、大掛かりな修繕を避けることにもつながります。