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平屋住宅はシンプルで暮らしやすく、近年幅広い世代から人気を集めています。
その中でも代表的な屋根の形状が「切妻屋根」です。
しかし、SNSや口コミを見ていると「切妻屋根の平屋はダサいのでは?」といった声もあり、採用を迷っている方も少なくありません。
結論から言えば、切妻屋根そのものがダサいわけではありません。
問題はデザインのバランスや外観との調和の問題であることが多いです。
この記事では、切妻屋根の平屋が「ダサい」と思われてしまう理由と、その印象を払拭し「おしゃれ」に仕上げるための工夫を徹底的に解説します。

株式会社ライフ総建 取締役
佐藤 勇太
さとう ゆうた
塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。
切妻屋根はシンプルで安定感があり、昔から多くの住宅で採用されてきた屋根形状です。
にもかかわらず、現代の住宅においては「なんだかダサい」「古く見える」といった声が聞かれることもあります。
では、なぜ切妻屋根の平屋がそのように思われてしまうのでしょうか。
この章では、そう感じられてしまう背景や具体的な原因について詳しく見ていきます。
切妻屋根の平屋は、高さが抑えられている分、外観が平坦に見えやすいという特徴があります。
特に屋根の勾配が緩かったり、軒の出が短かったりすると、建物全体がのっぺりとした印象になり、視覚的なメリハリがなくなってしまいます。
壁面に装飾や凹凸がなく、開口部のバランスも取れていないと、「地味」「特徴がない」といった評価につながることもあるでしょう。
このように、立体感を欠いた外観が「ダサい」と感じられる原因のひとつとなっていることがあります。
切妻屋根の平屋は、デザインバランスが崩れると一気に古臭く見えてしまいます。
たとえば、屋根勾配が緩すぎると安っぽく、逆に急すぎると不自然な印象になります。
また、屋根と外壁の高さや幅の比率、軒の出方などがちぐはぐだと、全体のフォルムが整わず、昭和の住宅のような雰囲気になりがちです。
こうした「なんとなく見覚えがある」「時代遅れっぽい」と感じるビジュアルが、切妻屋根=古臭いというイメージを生む要因になっています。
切妻屋根の平屋はシンプルな構造だからこそ、色選びが外観の印象を大きく左右します。
昔ながらの組み合わせである「ベージュの外壁+赤茶の屋根」などは、どうしても古臭く見えがちです。
さらに外壁と屋根の色に統一感がなかったり、素材の質感がチグハグだったりすると、洗練された印象にはなりません。
とくに白系や淡色を使う場合は、のっぺり感を強調してしまうこともあるので注意しましょう。
切妻屋根は、昔から日本の戸建て住宅で多く使われてきた定番の屋根形状です。
そのため、現代の平屋に採用すると、無意識に「昭和っぽい」「実家みたい」といった印象を与えてしまうことがあります。
とくに、外観に個性がなく、周囲の建売住宅と似たデザインである場合、その印象はさらに強くなります。
建築当初は新しくても、年月が経つにつれて「古くさい家」という印象になってしまうこともあり、それが「切妻屋根はダサい」と言われる一因となっていることもあります。
切妻屋根の平屋が「ダサい」と思われてしまうのは、屋根形状自体の問題ではなく、デザインの工夫が不足しているケースがほとんどです。
実際には、ポイントをしっかり押さえて設計すれば、切妻屋根でも十分におしゃれな外観に仕上げることが可能です。
この章では、具体的にどんな点に注意すればダサいと感じることを防げるのか、デザインのコツを詳しく解説していきます。
切妻屋根の印象を大きく左右するのが、屋根勾配と軒の出のバランスです。
勾配が緩すぎると屋根が目立たず、建物がのっぺりとした印象になります。
一方で急すぎると全体のバランスを崩してしまいます。
一般的には4〜5寸勾配(約22〜26度)前後が、平屋にちょうど良いとされています。
また、軒の出を深く取ることで陰影が生まれて建物に奥行きが出ます。
さらに雨から外壁を守る実用性も加わり、デザイン性と機能性を兼ね備えた外観に仕上がります。
切妻屋根の平屋をおしゃれに見せるには、外壁や屋根の「色と素材」の組み合わせが非常に重要です。
シンプルな形状だからこそ、色のトーンや質感が印象を決定づけます。
モノトーンやアースカラーを基調にすると、現代的で洗練された印象になります。
素材にはガルバリウム鋼板や木目調サイディングなどを取り入れると、視覚的な変化が生まれ単調さを防げます。
また、屋根・外壁を調和させた統一感のあるデザインにすることで、「野暮ったい」印象を払拭できます。
外観の印象を大きく変えるのが、窓や玄関まわりのデザインです。
とくに平屋では壁面の占める割合が大きいため、窓の配置や形状で立体感やリズムをつけることが重要です。
スリット窓や縦長窓を組み合わせると、スタイリッシュでスマートな印象になります。
また、玄関まわりには木目ルーバーやアクセント壁を取り入れることで、デザイン性がぐっと高まります。
目に入りやすい部分だからこそ、ディテールまでこだわることで、全体の完成度を引き上げることができます。
実際にどのような切妻屋根の平屋が「おしゃれ」と感じられるのか、イメージしにくい方も多いのではないでしょうか。
ここでは、デザインの工夫によって高い評価を得ている切妻屋根の平屋を、具体的なスタイルごとにご紹介します。
切妻屋根の平屋をスタイリッシュに見せるなら、ブラックを基調としたシンプルモダンな外観が効果的です。
外壁にダークトーンのガルバリウム鋼板や窯業系サイディングを用い、屋根も同系色で統一することで、引き締まった印象に仕上がります。
装飾を最小限に抑えたデザインは、都会的で洗練された雰囲気を演出し、切妻屋根のシルエットが際立ちます。
無機質でクールな素材感が、平屋特有の落ち着きと融合し、モダンかつ高級感のある住まいとなります。
ナチュラルで温かみのある雰囲気を求めるなら、北欧風デザインに木目サイディングを組み合わせるのがおすすめです。
外壁のベースカラーにはホワイトやグレージュを使い、軒下や玄関まわりに木目調のアクセントを加えることで、やさしく柔らかな印象に仕上がります。
切妻屋根のシンプルな形状と北欧の自然素材との相性は抜群で、全体のバランスも美しくまとまります。
木の質感が映える外観は、経年変化も楽しめ、飽きのこないデザインです。
この記事のまとめ!
- デザイン次第で「ダサい」と思われやすいことがある
- のっぺり感・バランスの悪さ・配色ミスが古臭く見える主な原因
- 工夫で印象を大きく変えられる
- おしゃれな実例も多数存在する
切妻屋根の平屋は、シンプルな形状ゆえにデザイン次第で「ダサい」と感じられることがありますが、工夫次第で洗練された外観に仕上げることが可能です。
屋根勾配や軒の出、色や素材の選び方、開口部の配置などに気を配ることで、切妻屋根でもおしゃれで魅力的な住まいを実現できます。
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