外壁塗装の上塗りで色が濃くなる?その理由と失敗を防ぐ方法を解説

外壁塗装の上塗りで色が濃くなる?その理由と失敗を防ぐ方法を解説

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外壁塗装を考える際、多くの人が「理想の色で仕上げたい」と思うものです。

しかし、いざ施工が終わると 「思っていたより色が濃くなってしまった…!」 という声も少なくありません。

なぜ、上塗りをすると色が濃く見えるのでしょうか?また、このような失敗を防ぐ方法はあるのでしょうか?

この記事では、外壁塗装の上塗りで色が濃くなる理由や、その影響、失敗を防ぐためのポイント について詳しく解説します。

これから外壁塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください!

この記事の監修者

株式会社ライフ総建 取締役

佐藤 勇太

さとう ゆうた

プロフィール

塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。

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外壁塗装の上塗りが濃くなることによる影響

外壁塗装の仕上がりにおいて、「思っていたよりも色が濃くなった」と感じることは意外と多いものです。

特に塗装が乾燥してから「イメージと違う…」と後悔するケースもあります。

上塗りで色が濃くなることにはどのような影響があるのでしょうか?

ここでは、仕上がりの印象やコスト面の問題など、色の変化がもたらす具体的な影響について解説します。

イメージと違う仕上がりになる

外壁塗装の仕上がりは、光の当たり方や塗料の重ね具合によって想像以上に濃く見えることがあります。

特にカラーシミュレーションや小さな色見本だけで決めた場合、実際の広い面積に塗ると「思っていた色と違う」と感じることが少なくありません。

また、艶の有無によっても色の見え方は変わります。

こうしたイメージのズレを防ぐには、屋外での色確認や試し塗りを行い、仕上がりを事前に把握しておくことが重要です。

塗り直しする場合にコストがかかる

もし外壁塗装の色がイメージと異なり、塗り直しを希望すると大きなコストが発生します。

例えば、塗り直しのために足場を再設置する場合、その費用だけで15万円以上かかることもあるでしょう。

また、追加の塗料代や人件費も必要になるので、全体の再塗装となると50万円以上の出費になることもあります。

このような無駄なコストを防ぐためにも、最初の色選びを慎重に行い、仕上がりをできる限り正確にイメージすることが大切です。

外壁塗装の上塗りが濃くなる理由について

なぜ外壁塗装の上塗りをすると色が濃くなるのでしょうか?

これは、塗料の特性による影響が大きく関係しています。

例えば、塗料の重ね塗りによる発色の変化や乾燥後の色の変化など、見た目の印象に影響を与える要因はさまざまです。

ここでは、上塗りで色が濃くなる理由について詳しく見ていきましょう。

塗料の重ね塗りによる影響

外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗り の工程を経て仕上げられます。

上塗りを重ねることで塗膜が厚くなり、色の発色がより鮮明になります。

一方、中塗りの状態などは下地の吸い込みが影響するため、仕上がりの色と発色が変わるケースも少なくありません。

こうした影響を考慮し、施工前に仕上がりのイメージを確認しておくことが重要です。

乾燥による色の変化

塗料は乾燥前と乾燥後で色の見え方が変わる特性があります。

特に水性塗料は乾燥すると色が濃くなる傾向があり、施工直後は薄く見えても、時間が経つと想像以上に濃く仕上がることがあります。

一方、油性塗料(溶剤系塗料)は比較的色の変化が少ないものの、光沢の影響で濃く見えることがあります。

こうした変化を踏まえ、試し塗りをして乾燥後の色を確認することで、想定外の仕上がりを防ぐことができます。

上塗りで濃くなる外壁塗装で失敗を防ぐ方法

外壁塗装の色がイメージより濃くなってしまうと、仕上がりに満足できないだけでなく、場合によっては塗り直しのコストもかかってしまいます。

こうした失敗を防ぐためには、事前に色の見え方をしっかり確認し、適切な対策を講じることが大切です。

ここでは、カラーシミュレーションの活用方法や実際の色の確認方法、試し塗りの重要性など、上塗りによる色の変化を防ぐための具体的なポイントをご紹介します。

カラーシミュレーションを過信しない

カラーシミュレーションは、外壁塗装の仕上がりをイメージするのに便利ですが、実際の色とは異なることがあります。

画面上の色はディスプレイの設定や光の影響を受けるため、現実の塗料の発色とは一致しないことが多いのです。

また、シミュレーションでは光沢や陰影を完全に再現できないため、実際に塗装すると「思っていたより濃い」と感じるケースも少なくありません。

シミュレーションは参考程度にし、実際の塗料サンプルで確認することが大切です。

カラーサンプルを屋外環境でチェックする

色の見え方は屋内と屋外では大きく異なるため、必ず屋外でカラーサンプルを確認しましょう。

特に太陽光の下では色が明るく、曇りの日には暗く見えることがあります。

また、時間帯によっても色の印象が変わるため、朝・昼・夕方の光の違いも確認することが重要です。

外壁は大きな面積を持つため、実際に塗装すると「思っていたより濃い」と感じやすく、慎重なチェックが必要です。

色見本で艶の状態も確認する

外壁塗装の仕上がりには、艶あり・半艶・艶消し などの種類があり、艶の有無によって色の見え方が変わります。

艶あり仕上げは光を反射しやすく色が薄く見えがちなのに対し、艶消しは落ち着いた印象になり、若干色が濃く感じることがあります。

色を選ぶ際はカタログの色だけでなく、艶の違いを確認できる見本をチェックすることで、仕上がりのイメージとのズレを防ぐことができます。

可能なら色選びの時点で試し塗りを行う

最も確実に仕上がりを確認する方法は、実際に試し塗りを行うことです。

小さなサンプルやシミュレーションだけでは、塗装後の色の濃さや質感を正確に把握できません。

外壁と同じ素材の板に試し塗りをし、屋外の異なる光環境で色を確認することで、よりリアルな仕上がりをイメージできます。

試し塗りを行うことで、色の濃さによる後悔を防ぎ、満足のいく外壁塗装を実現させましょう。

まとめ:外壁塗装の上塗りで色がイメージより濃くなる失敗を防ごう!

この記事のまとめ!

  • 外壁塗装の上塗りで色が濃くなることがある。
  • 塗料の重ね塗りや乾燥による色の変化が想定より濃く見える原因となる。
  • カラーシミュレーションは実際の色と異なることがあるため、過信しないことが重要。
  • カラーサンプルを屋外で確認し、艶の違いによる色の変化も考慮するべき。
  • 試し塗りを行うことで塗装後の色の仕上がりをより正確にイメージできる。

外壁塗装の上塗りで色が濃くなるのは、塗料の特性や施工方法、光の影響などさまざまな要因が関係しています。

色の選び方を間違えるとイメージと違う仕上がりになり、場合によっては塗り直しで大きなコストがかかることもあります。

失敗を防ぐためには、カラーシミュレーションを過信せず、実際のカラーサンプルや試し塗りで確認することが大切です。

慎重に色選びを行い、満足のいく外壁塗装を実現しましょう。

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