トタン屋根の雨漏り修理を自分でする方法!必要道具から手順まで徹底解説!

トタン屋根の雨漏り修理を自分でする方法!必要道具から手順まで徹底解説!

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「トタン屋根の雨漏りが発生してしまった…」そんな時、自分で修理できないかと考える方も多いのではないでしょうか?

特に「業者に頼むと高額な修理費用がかかるのでは?」と心配になることもありますよね。

トタン屋根の軽度な雨漏りであれば、適切な道具と手順を知ることでDIYで補修することもできます。

本記事では、トタン屋根の雨漏りを自分で修理する方法を徹底解説します。

ただし、補修で対応できないケースもあるため、その見極め方についても解説します。

トタン屋根の雨漏りをしっかり修理し、安心して過ごせるようにしましょう!

この記事の監修者

株式会社ライフ総建 取締役

佐藤 勇太

さとう ゆうた

プロフィール

塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。

トタン屋根の雨漏り修理を自分で行う際に用意する道具・費用

トタン屋根の雨漏りをDIYで修理するには、適切な道具を揃えることが重要です。

専用の道具を使うことで 作業の効率が上がり、補修の仕上がりも向上 します。

また、 どれくらいの費用がかかるのかも気になるポイントですよね。

この章では、トタン屋根の雨漏り修理に必要な道具と、それぞれの用途や費用相場について詳しく解説します。

修理の準備をしっかり整えて、スムーズに作業を進めましょう!

皮すき・スクレーパー

皮すきやスクレーパーは、トタン屋根の補修前にサビや古い塗膜を削り取るために必須の道具です。

これらを使うことで、補修材や塗料の密着が良くなり修理の効果が長持ちします。

特に剥がれかけた塗装や、サビが広がっている部分は丁寧に削ることが重要です。

力を入れすぎると屋根を傷つける恐れがあるため、慎重に作業しましょう。

価格は500円〜2,000円程度で、ホームセンターやネットショップで入手可能です。

ラスター刷毛(ダスター刷毛)

ラスター刷毛(ダスター刷毛)は、削り取ったサビや塗膜の粉塵を取り除くための清掃用刷毛です。

掃除をしっかり行わないと補修材や塗料の密着が悪くなり、補修の耐久性が低下します。

細かいサビや埃が残らないようにすることが大切で、屋根の凹凸に入り込んだゴミもしっかり取り除きましょう。

価格は300円〜1,500円程度で、コシの強いものを選ぶと使いやすくなります。

不織布研磨材(マジックロン)

不織布研磨材(マジックロン)は、金属表面を傷つけずにサビや汚れを除去できる研磨スポンジです。

皮すきやスクレーパーでは取り切れない細かいサビを落とし、表面を滑らかにするために使います。

また、補修用防水テープや塗料がしっかり密着するようにするための下地処理としても有効です。

特に、錆止め塗装前の仕上げ研磨に適しています。

価格は500円〜1,500円程度で、目の粗さが異なるものを用途に合わせて選びましょう。

マスキングテープ

マスキングテープは、コーキング作業や塗装時に余計な部分に補修材が付着しないように養生するために使用します。

コーキングを綺麗に仕上げるために、施工前にしっかり貼り付けておくのがポイントです。

また、塗装時には境目をくっきりさせるためにも役立ちます。

作業後に剥がす際は、塗料やコーキングが完全に乾く前にゆっくり剥がすと綺麗に仕上がります。

価格は200円〜800円程度で、耐水性のあるものを選ぶのが理想です。

補修用防水テープ

補修用防水テープは、トタン屋根の小さな穴や継ぎ目の隙間を塞ぐための強力な防水テープです。

ブチルゴム製やアルミ補強タイプなどがあり、雨水の侵入を防ぎます。

粘着力が高く、屋外でも劣化しにくいタイプを選ぶことが重要です。

補修前に汚れをしっかり除去し、テープを貼った後は隙間ができないようにしっかり押さえましょう。

価格は1,000円〜3,000円程度で、幅広タイプを選ぶとより効果的です。

補修用パテ

補修用パテは、トタン屋根の小さな穴やひび割れを埋めるために使用します。

特に、釘穴やサビによるピンホールの補修に適しています。

使用する際は補修箇所をしっかり清掃し、適量を埋め込んで乾燥させることがポイントです。

乾燥後はヤスリで表面を整えてから塗装すると、見た目もきれいに仕上がります。

金属用の防水パテを選ぶことで、より耐久性の高い補修が可能です。

価格は1,000円〜2,500円程度で、使い切りタイプの小分けパックもあります。

コーキング剤(ウレタン系または変成シリコン)

コーキング剤は、屋根の接合部や隙間の防水処理に欠かせない材料です。

ウレタン系または変成シリコン系を選ぶことで、耐候性・耐水性が向上し長持ちする補修が可能になります。

特にトタン屋根の継ぎ目や、補修したパテ部分の防水強化に有効です。

施工時には、マスキングテープで養生しヘラで均一に仕上げることが大切です。

価格は500円〜2,000円程度で、屋外用の耐久性が高いタイプを選ぶと安心です。

ペンキ(仕上げ塗料・錆止め)

ペンキは、補修後の仕上げとして屋根を保護し美観を整えるために使用します。

特に錆止め塗料を塗ることで、今後のサビの発生を抑えることができます。

補修箇所だけでなく、より広めに塗ることでより耐久性を高められます。

防水性の高い塗料を選ぶことで、雨漏りの再発防止にもつながります。

塗装の際は、ローラーや刷毛を使い、2回以上塗り重ねると均一に仕上がります。

価格は2,000円〜5,000円程度で、トタン屋根専用の防錆塗料を選びましょう。

塗装用具

塗装作業をスムーズに進めるためには、適切な塗装用具を準備することが重要です。

基本的にはローラー、刷毛、塗料バケット、養生シートなどが必要になります。

ローラーは広範囲を均一に塗るのに適しており、刷毛は細かい部分の仕上げに便利です。

塗料バケットを使うことで、塗料を持ち運びながらムラなく塗装できます。

また、養生シートを周囲に敷くことで、塗料の飛び散りを防ぎます。

価格はトータルで2,000円〜5,000円程度で、使い捨ての手袋やマスクも併せて用意すると作業しやすくなります。

トタン屋根の雨漏り修理を自分で行う際の作業手順

道具を揃えたら、次は 実際の修理作業に取りかかりましょう!

トタン屋根の雨漏り修理では、サビ取り・補修・塗装の順で作業を進めることが基本 です。

この手順を守ることで、 補修の効果を長持ちさせ雨漏りの再発を防ぐことができます。

この章では、トタン屋根の雨漏りを補修する具体的な手順を初心者でも分かりやすいように解説していきます。

順番通りに作業すれば適切な補修ができるので、ぜひ参考にしてください!

①サビ取り

トタン屋根の補修を行う前に、サビ取り作業が欠かせません。

サビが残ったまま補修すると補修材や塗料の密着が悪くなり、再び劣化しやすくなります。

まず、皮すきやスクレーパーで大きなサビや剥がれた塗膜を除去し、その後不織布研磨材(マジックロン)を使って細かいサビを落とします。

削りカスはラスター刷毛でしっかり掃除しましょう。

表面が滑らかになれば、次の補修工程へ進めます。

この作業を丁寧に行うことで、補修の持続性が向上します。

②下地補修(穴埋め・テープ貼り)

サビ取り後は、雨漏りの原因となる穴や隙間を補修します。

小さな穴やひび割れには補修用パテを使用し、しっかり埋めて乾燥させます。

大きな穴や継ぎ目には補修用防水テープを貼り、しっかり密着させることが重要です。

コーキング剤を使って隙間を埋め、防水性を向上させます。

補修後は表面を滑らかに整え、次の塗装作業に備えます。

この工程を丁寧に行うことで、雨水の侵入を防ぎ長持ちする補修が可能になります。

③錆止め塗装

補修が終わったら錆止め塗装を行い、屋根の耐久性を高めます。

サビの再発を防ぐために金属用の錆止め塗料を使用し、ローラーや刷毛で均一に塗ります。

錆止め塗料をしっかり塗ることで、耐久性も向上します。

特に雨水がたまりやすい場所には念入りに塗装し、ムラができないようにすることがポイントです。

④仕上げ塗装

錆止め塗装が乾燥したら仕上げ塗装を行い、防水性と美観を整えます。

使用する塗料はトタン屋根専用の防水性・耐候性に優れたものを選びましょう。

ローラーや刷毛を使って均一に塗り、最低でも2回以上重ね塗りをすると塗膜が厚くなり耐久性が向上します。

特に雨風が当たりやすい部分は、しっかり塗り込むことが重要です。

仕上げ塗装を適切に行うことで、トタン屋根の寿命を延ばし雨漏りの再発を防ぐことができます。

トタン屋根の雨漏り修理を自分で行う際の注意点

DIYでのトタン屋根の雨漏り修理には、いくつかの注意点があります。

誤った方法で補修すると再発の原因になったり、かえって屋根の劣化を早めたりすることもあるので慎重に作業を進めることが大切です。

また、トタン屋根の損傷が大きい場合はDIYでは対応できないケースもあります。

無理に修理を続けるとかえってコストがかかることもあるため、プロに依頼すべきタイミングを見極めることも重要です。

この章では、安全面の配慮やDIY修理の限界について詳しく解説します。

失敗を防ぐためにも、事前にしっかり確認しておきましょう!

傷みの進行が進んでいる場合は屋根工事が必要

トタン屋根の劣化が広範囲に進んでいる場合や、穴が大きく開いている場合はDIY補修では限界があります。

補修してもすぐに再び雨漏りする可能性が高く、結果的に余計なコストがかかることもあります。

特に屋根全体がサビや腐食で弱くなっている場合や、屋根材が浮いている場合は、張り替え工事を検討する必要があります。

無理にDIYで対応せず、専門業者に相談し、屋根の状態を正しく診断してもらうことが重要です。

再発する場合はプロに調査を依頼する

DIYで補修したものの、何度も雨漏りが再発する場合は根本的な原因が解決できていない可能性があります。

目に見える部分の補修だけでは改善しないケースもあり、屋根の内部や防水層に問題がある場合は専門の診断が必要です。

また、施工不良や経年劣化によって屋根の構造自体が傷んでいる可能性も考えられます。

無理に自己流で補修を繰り返すのではなく、一度プロの業者に点検を依頼し、適切な修理方法を提案してもらうことが大切です。

まとめ

この記事のまとめ!

  • トタン屋根の雨漏りはDIYで補修は適切な道具と手順が必要。
  • 補修作業は「サビ取り→穴埋め→錆止め塗装→仕上げ塗装」の順で進めると効果的。
  • 小さな穴や隙間はパテや防水テープ、コーキング剤で補修し防水性を高める。
  • 広範囲の劣化や再発が続く場合はDIYでは限界 なので、専門業者に相談するのが安全。
  • 補修後も定期的に点検し、屋根の状態をチェックすることが重要。

トタン屋根の雨漏りはDIYで応急処置が可能ですが、重度の劣化や広範囲な損傷は専門業者に依頼するのが最適です。

今回紹介した修理方法を実践すれば、小規模な雨漏りを自分で補修できます。

ただし、安全対策を徹底し、作業が難しいと感じたら無理をせず専門家に相談しましょう。