外壁塗装の助成金は本当ですか?国・自治体別の例を徹底解説!

外壁塗装の助成金は本当ですか?国・自治体別の例を徹底解説!

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「外壁塗装に助成金が使える」といった情報を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

しかし、一方で「外壁塗装の助成金は嘘」「そんな制度は存在しない」といった声もあり、何が本当なのか分からないという方もいるでしょう。

本記事では、外壁塗装の助成金制度の実態を徹底解説し、国や自治体ごとの制度の違いについても詳しく説明します。

外壁塗装の助成金は、全国どこでも受けられるわけではありませんが、実際に適用される地域も存在します。

適用条件や申請手順を理解し、助成金を賢く活用するためのポイントを押さえておきましょう。

この記事の監修者

株式会社ライフ総建 取締役

佐藤 勇太

さとう ゆうた

プロフィール

塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。

外壁塗装の助成金は本当ですか?

「外壁塗装の助成金がある」と聞いたものの、ネット上では「そんな制度は嘘だ」「助成金を悪用した詐欺がある」などの声も見られます。

本当に助成金は受けられるのか、それとも単なる噂なのか?この疑問を解消するために、助成金が「嘘」と言われる理由を詳しく解説します。

助成金制度の仕組みを正しく理解し、不安を払拭しましょう。

外壁塗装の助成金が嘘といわれる理由

外壁塗装の助成金について調べると、「そんな制度はない」といった意見を見かけることがあります。

これは助成金が全国統一のものではなく、自治体ごとに異なるためです。

また、助成金を悪用した詐欺業者の存在も誤解を招く要因となっています。

さらに助成金の適用条件が厳しく、一般的な外壁塗装では対象外となる場合もあるため、「嘘」だと誤解されることがあります。

助成金がなぜ外壁塗装に活用できる?目的や役割について

外壁塗装の助成金は、単なる美観の向上ではなく、住宅の耐久性や省エネ効果を高める目的で支給されることが多いです。

例えば、遮熱・断熱塗料を使用することで冷暖房効率を向上させる省エネ対策や、耐震補強の一環として助成されるケースがあります。

助成金の背景を理解し、正しく活用することが大切です。

国・自治体ごとの制度の違い

外壁塗装の助成金制度は国の補助金と自治体の助成金に大きく分かれます。

国の制度は、特定の目的に限定されて全国的に適用される一方、自治体ごとの助成金は地域の特性に応じて内容が異なります。

例えば、省エネや景観保全のための補助がある自治体もあれば、住宅リフォーム支援の一環として塗装工事が助成対象になる場合もあります。

そのため、まずはお住まいの地域ごとの制度を確認することが重要です。

どんな工事が助成の対象になるのか

助成金の対象となる外壁塗装は、一般的な塗り替えよりも特定の条件を満たさなければならないケースが多い傾向にあります。

例えば、遮熱・断熱塗料を使用した省エネ改修工事が対象となる場合があります。

申請前に、自分の工事内容が条件に合致するかを確認しましょう。

助成金を活用するための申請手順

助成金を受けるには、適用条件を満たした上で正しい手順で申請を行う必要があります。

一般的な流れは以下のとおりです。

  • 自治体や国の助成制度を確認
  • 申請書類の準備(見積書・施工計画書など)
  • 申請・審査
  • 承認後に工事実施
  • 完了報告・助成金交付

申請が通らないケースもあるため、事前に対象条件や必要書類を十分に確認し、自治体の担当窓口に相談することが重要です。

外壁塗装の助成金は本当ですか?国と自治体を確認してみよう!

「外壁塗装の助成金を利用したい」と思っても、どの地域でどのような制度があるのか分からないと申請のしようがありません。

助成金は全国一律のものではなく、国の制度と自治体の制度に分かれています。

この章では、国や各自治体の助成金制度の具体例を紹介し、あなたの地域で活用できる可能性があるかを確認できるようにします。

助成金を賢く活用するための第一歩を踏み出しましょう。

国土交通省の補助金・助成金制度

国土交通省が実施する「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、住宅の長寿命化や性能向上を目的としたリフォームに対して補助金を交付する制度です。

外壁塗装に関しては、耐震改修工事や断熱改修工事と併用して実施すると対象となる場合があります。

補助額は工事費の1/3以内で、最大200万円が支給されるケースもあるのでチェックしてみましょう。

東京都に在住の方が活用できる助成金の例

東京都八王子市で実施する「居住環境整備補助金」は、住まいの長寿命化改修工事を対象に補助金を交付する支援制度です。

屋根の葺き替えや外壁の張り替え、屋根・外壁の塗装なども対象となっています。

補助率は工事金額の20%、上限額は5万円まで支給されるため、市内で工事を検討している方はチェックしてみましょう。

埼玉県に在住の方が活用できる助成金の例

埼玉県川越市で実施する「川越市住宅改修補助金」は、地域経済対策の一環として住まいの改修工事を対象に助成金を交付する支援制度です。

屋根や外壁の改修(塗装含む)、住宅の新築工事など、非常に幅広い工事が対象となっています。

補助額は改修工事費用(税抜)の5パーセント、限度額は5万円までとなっており、市内の方で住宅の所有者であれば活用することができます。

神奈川県に在住の方が活用できる助成金の例

神奈川県三浦市で実施している「三浦市住宅リフォーム助成事業」は、市内の経済活性化と市民の住環境の向上を目的として住まいの改修工事を対象に助成金を交付する支援制度です。

屋根の葺き替えや塗装工事、防水工事などの外装リフォーム全般が含まれています。

20万円を超える工事が基本的に対象となっており、一律8万円が対象工事に助成されます。

千葉県に在住の方が活用できる助成金の例

千葉県銚子市で実施する「住宅リフォーム助成事業」は、市内産業の活性化と市民の住環境の向上に寄与するため、住宅リフォームを対象に助成金を交付する支援制度です。

塗装工事を含めた屋根・外壁回りの工事全般が対象となっているほか、雨樋の取替工事なども対象になっています。

20万円以上のリフォーム工事が対象で、補助額は以下のようになっています。

  • 20万円以上50万円未満のリフォーム工事:2万円
  • 50万円以上100万円未満のリフォーム工事:5万円
  • 100万円以上のリフォーム工事:10万円

工事金額に応じて補助額も上がりますが、補助金の交付は一度きりになるので工事範囲は工夫しましょう。

茨城県に在住の方が活用できる助成金の例

茨城県水戸市で実施する「安心住宅リフォーム支援補助金」は、安心して住み続ける住まいを実現させるため、リフォームを対象に助成金を交付する支援制度です。

50万円を超えるリフォーム工事が対象となっており、外装リフォーム全般が対象工事の中に含まれています。

工事費の10分の1、総額で10万円までが上限で支給されます。

まとめ

この記事のまとめ!

  • 外壁塗装の助成金は存在するが、全国一律ではない
  • 自治体ごとに条件が異なり、省エネ・耐震・景観保全目的で支給されることが多い
  • 助成金を利用する際は、悪質業者の勧誘に注意し、必ず自治体の公式情報を確認することが大切

助成金の有無や適用条件を正しく理解し、賢く外壁塗装を行いましょう!