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雨が降るたびに天井からポタポタと水が落ちてくると、家の中のカビや木材の腐食が進み、建物全体の耐久性にも影響を及ぼします。
そんなときに役立つのが「防水テープ」です。
防水テープを適切に選び、正しい方法で施工すれば雨漏りの応急処置や小規模な補修が可能になります。
しかし、さまざまな種類の防水テープが販売されており、どれを選べばよいのかわからない方も多いのではないでしょうか?
本記事では、トタン屋根の雨漏り修理におすすめの防水テープ8選を紹介するとともに、選び方のポイントや具体的な補修手順について詳しく解説します。
DIYでの修理を考えている方はもちろん、専門業者に依頼するか迷っている方にも役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

株式会社ライフ総建 取締役
佐藤 勇太
さとう ゆうた
塗装工事や屋根修理、防水工事をメインに東京都八王子市で外装リフォーム専門店を経営。地域に根付く専門店として3000棟以上の施工実績あり。
トタン屋根の雨漏りは、経年劣化や釘の緩み、接合部の隙間などが原因で発生します。
防水テープは、釘穴や小さなひび割れ、屋根の重なり部分の隙間など、比較的軽度な雨漏りの補修に有効です。
特に、耐水性・耐候性の高いブチルゴム系のテープは密着性が強く、長期間の防水効果が期待できます。
ただし、トタン全体の腐食や大きな穴には対応できないため、広範囲の損傷がある場合は専門業者への相談しましょう。
トタン屋根の雨漏りを修理する際、防水テープの選び方がとても重要です。
適したテープを選ばないと、粘着力が弱くてすぐに剥がれる、雨風にさらされて劣化が早いといった問題が発生し、補修の効果が長持ちしません。
そこで本章では、防水テープを選ぶ際にチェックすべき3つのポイントを解説します。
耐水性や耐候性、接着力、施工のしやすさなど、重要な基準をしっかり押さえ、最適な防水テープを選びましょう。
トタン屋根の補修には、雨や紫外線に強い防水テープを選ぶことが重要です
。特に、ブチルゴム系の防水テープは耐水性・耐候性に優れ、長期間の使用に適しています。
また、アルミ層があるタイプは紫外線に強く、劣化を防ぐ効果が期待できます。
屋根の環境は過酷なため、温度変化や風雨に耐えられる素材を選びましょう。
安価なテープは耐久性が低いことがあるため、屋外使用が推奨されている製品を選ぶことが大切です。
トタン屋根は波型や凹凸があるため、防水テープにはしっかり密着する接着力と形状に馴染む柔軟性が求められます。
ブチルゴム系のテープは強力な粘着力を持ちつつ、柔軟で施工しやすいのが特長です。
一方、アルミ補強タイプは接着力は強いものの、硬めで凹凸になじみにくいことがあります。
屋根の形状や補修箇所に応じて、適切な素材を選ぶことがポイントです。
DIYでの補修を考えるなら、施工のしやすさも重要なポイントです。
手で簡単に切れるタイプなら、ハサミやカッター不要で作業がスムーズに進みます。
さらに、自己融着型のテープは重ね貼りしやすく、防水性を高める効果があります。
施工が難しいと適切に密着せず剥がれやすくなるため、作業しやすい製品を選ぶことが大切です。
防水テープにはさまざまな種類がありますが、トタン屋根の雨漏り修理に適したものを選ぶことが大切です。
耐水性や耐久性が高く、屋外の厳しい環境に耐えられるものを選ばなければ、短期間で剥がれてしまい、再び雨漏りが発生してしまう可能性があります。
本章では、トタン屋根の補修に適した防水テープ8種類を厳選して紹介します。
特徴やメリットを比較しながら、自分に最適な防水テープを見つけましょう。
KURE ゴリラテープは、超強力な粘着力と優れた耐水性・耐候性を持つ防水テープです。
特に濡れた面にも貼り付け可能な設計のため、急な雨漏りの応急処置にも対応できます。
高い引張強度を誇り、裂けにくく耐久性も抜群で手で簡単に切れるため、施工のしやすさも魅力です。
ただし、凹凸のある表面には密着しにくいことがあるため、圧着をしっかり行うことが重要です。
トタン屋根の軽微な補修や緊急対策に適したテープと言えます。
日東電工 全天テープは、屋外環境に特化した高耐久の防水テープです。
特に低温時でも柔軟性を維持し、寒冷地での補修にも適応します。
ブチルゴム系の粘着剤を使用しており、トタン屋根の凹凸にも密着しやすいのが特長です。
紫外線や雨風による劣化を防ぐ耐候性の高さも魅力で、しっかりとした施工を行えば長期間にわたり防水効果を発揮します。
長持ちする補修を求める方におすすめのテープです。
セノハウス用材のかんたん水もれ防止補修シートは、アルミ補強層を備えた高耐久の防水テープです。
耐水性と耐候性が非常に高く、屋根や外壁の補修に適しています。
特に全方向に伸縮する特性を持ち、屋根の曲面や凹凸にもフィットしやすいのが特長です。
施工も簡単で貼るだけでしっかり密着し耐用年数も長いため、一時的な補修だけでなく、中長期的な雨漏り対策にも向いている製品です。
ニトムズの防水アルミテープブチルは、高い防水性と耐候性を兼ね備えたアルミ補強の防水テープです。
アルミ層があることで、紫外線や熱に強く劣化しにくいのが特長です。
ブチルゴム系の粘着剤を使用しているため、トタン屋根の錆びた部分や凹凸面にも密着しやすくなっています。
ただし、アルミ層が硬いため、複雑な形状にはやや馴染みにくい点に注意が必要です。
高い耐久性を求める方におすすめのテープです。
ニトムズ トタン屋根補修テープは、その名の通り、トタン屋根の補修に特化した防水テープです。
ブチルゴム系の粘着剤を使用し、屋根の重なり部分や継ぎ目にしっかりと密着します。
屋外の厳しい環境に耐えられる耐水性・耐久性を持ち、長期間にわたって防水効果を維持します。
柔軟性があるため、トタンの波形にも馴染みやすいのが魅力ですが、適切な下処理を行わないと密着力が低下することがあるため施工前の清掃が重要です。
アサヒペンのパワーテープは、手軽に使える多用途型の防水補修テープです。
特に手で簡単に切れるため、施工性が非常に高いのが特長です。
また、耐水性・耐熱性にも優れており、屋外のトタン屋根の補修にも使用可能です。
価格が比較的手頃なため、コストを抑えつつ、手軽に雨漏り補修を行いたい方に適しています。
ただし、粘着力がやや弱めなため、大規模な補修や長期間の使用には向いていません。
応急処置や簡単な補修におすすめのテープです。
3M スコッチ 強力多用途補修テープは、強力な粘着力と優れた耐久性を備えた防水テープです。
3M独自の技術を活かし、雨風や紫外線の影響を受けにくい設計になっています。
伸縮性があるため、トタン屋根の微細な動きにも追従してしっかりと密着するのが特長です。
屋外使用にも適しており、防水性能が長期間持続します。
施工性も高く貼りやすい仕様のため、DIYでの補修にも適した万能型の防水テープです。
防水テープを使った補修は、正しい手順で施工することでしっかりと密着し、防水効果を長期間維持することができます。
しかし、適切な下処理を行わなかったり、テープの貼り方を間違えたりすると雨水が入り込んでしまい、再び雨漏りが発生する原因になってしまいます。
本章では、防水テープを使ったトタン屋根の雨漏り修理の具体的な手順を解説します。
必要な道具の準備から、施工時の注意点まで詳しく紹介するので、ぜひ実践の参考にしてください。
トタン屋根の雨漏りを防水テープで補修する際には、適切な道具を準備することが重要です。
主に必要なものは、防水テープ、紙やすりやワイヤーブラシ(錆や汚れを落とすため)、雑巾や中性洗剤(清掃用)、ハサミやカッター(テープを切るため)、ヘラやローラー(圧着用)です。
特に施工前の清掃が密着性を左右するため、しっかりと汚れを落とせる道具を準備することがポイントです。
また、高所作業になる場合は、安全対策として滑りにくい靴や安全帯を用意しましょう。
雨漏りの補修を行う前に、どこから水が漏れているのかを正確に特定することが重要です。
屋根の表面だけでなく、裏側からも確認して濡れている箇所や水の流れをチェックしましょう。
ホースで水をかける「散水テスト」を行い、どの部分から浸水するのかを調べます。
特に釘穴や継ぎ目、トタン板の重なり部分は雨漏りしやすいポイントなので、慎重にチェックすることが大切です。
防水テープをしっかり密着させるためには、補修箇所の清掃が不可欠です。
まず、紙やすりやワイヤーブラシを使い、錆びや汚れを丁寧に除去します。
その後、中性洗剤を含ませた雑巾で拭き取り、表面の油分やホコリを落とします。
湿った状態では接着力が低下するため、清掃後はしっかり乾燥させることが重要です。
また、大きな凹凸がある場合は、軽く削ることでテープの密着性が向上します。適切な下処理を行うことで、補修の耐久性を大幅に高めることができます。
補修箇所が清潔で乾燥したら、防水テープを適切なサイズにカットして貼り付けます。
テープは補修箇所を完全に覆うように、余裕を持った大きさでカットするのがポイントです。
また、テープの端をしっかりと押さえながら、ゆっくりと空気を抜くように貼ることで密着性が向上します。
曲面や角がある場合は、数枚に分けて重ね貼りするとより効果的です。
寒冷地では接着が弱くなることがあるため、施工時の気温や環境にも注意しましょう。
防水テープを貼った後は、しっかりと圧着することで防水効果を最大限に引き出すことができます。
ヘラやローラーを使い、強く押し付けながら全体を均一に密着させるのがポイントです。
特に端の部分は剥がれやすいので、念入りに圧着しましょう。
必要に応じて、テープの上からさらにコーキングやペンキを塗ることで、防水性を強化することも可能です。
施工後はしばらく放置して粘着力が安定するのを待ち、最後に再度雨漏りが止まっているかを確認しましょう。
この記事のまとめ!
- 防水テープはトタン屋根の小規模な雨漏り補修に有効
- 耐水性・耐候性、接着力、施工のしやすさを考慮して防水テープを選ぶ
- 正しい補修手順(雨漏り箇所の特定・清掃・テープ貼り・圧着)を実施すること
- 大規模な損傷や広範囲の劣化には防水テープだけでは対処できない
防水テープは、トタン屋根の雨漏り対策として手軽で効果的な方法です。
ただし、大きな損傷や広範囲の腐食がある場合は、専門業者への相談も検討しましょう。
適切な防水テープを選び、正しい方法で施工すれば、雨漏りを防ぎながら屋根の耐久性を向上させることができます。